2017年1月に聴いた(2)Morten Schantz/パスピエ/Jonathan Lundberg/Mike Oldfield/Mechina/井上陽介/everying!/Aoki Yutaka/網守将平/チャラン・ポ・ランタン/松井恵理子/他
ゼルダ楽しいです(^q^)
- 【Godspeed】 Morten Schantz ★オススメ★
- 【&DNA】 パスピエ ★オススメ★
- 【Iterations】 Jonathan Lundberg
- 【Return To Ommadawn】 Mike Oldfield
- 【As Embers Turn to Dust】 Mechina
- 【GOOD TIME AGAIN】 井上陽介
- 【Colorful Shining Dream First Date】 everying!
- 【Lost in Forest】 Aoki Yutaka
- 【SONASILE】 網守将平
- 【トリトメナシ】 チャラン・ポ・ランタン
- 【Cloud9】 SANOVA
- 【にじようび。】 松井恵理子
- 【FRAGILE】 fox capture plan
- 【Out of Body】 mouse on the keys
凡例
- 第一印象点はだいたい1.0(そっとじ)、2.0(いまいち)、2.5(ふつう)、3.0(よい)、4.0(とてもよい)、4.5(傑作)みたいなフィーリングです。×20するとBurrn!誌の点数感覚に類似です。
- 文章中で突然個別楽曲に点数をつけだしたら、10点:傑作、3点:かなりよい、1点:なかなかよい、0点:よい・ふつう・よくない・わるい・☓☓☓です。
- オススメ印はシェフが気まぐれているとお考えください。
【Godspeed】 Morten Schantz ★オススメ★
Jazz。はじめまして。
- Morten Schantz: piano, keyboards, synthesizer, handclaps;
- Marius Neset: soprano and tenor saxophones, Fender Rhodes, handclaps, bass synthesizer (on “Martial Arts”), percussion;
- Anton Eger: drums, percussion, handclaps.
Apple MusicのカテゴリーがContemporary Jazzとなっていて、コンテンポラリー・ジャズってなってて、コンテンポラリーだし聴いておくかと軽い気持ちで聴いてみたら良い意味で裏切らレーション。極論するとコンテンポラリーJazz&高速化したHeldonみたいなテイストがある。ベースがシンセ、バタバタしたドラム、リード/サイド系のシンセもモダン(あたいの苦手なヒュージョンじゃなくて2010年代の耳でも古臭いヒュージョンくささがなくてすてき)でイカしておる。名前思い出せないけれどここ2作品がイカしていたアルファベット「ビー」なんとか「エル」なんとさん(ビル・ローレンスとかそういう感じの語感)ミュージシャンの素敵さに痛ヅルものがある。
→第一印象:4.3(5点満点)
【&DNA】 パスピエ ★オススメ★
J-Pop。前作【娑婆ラバ】を去年か一昨年か3年前かのベスト@@に選出した記憶が新しいパスピエの最新作。これまでの華やかさを増してゆく路線からちょっと変化して、かなり落ち着いた曲調で統一されている。華やかな方が好みであるが、それにしても安定感の強い佳曲がずらりとしている。【メーデー】や【スーパーカー】は十分3点級の良作だ。RADWINPSはいろいろ見習って貰いたい、という謎の気持ちが沸き上がってきましたが、ソレ以上は追求しないことに。
→第一印象:4.2(5点満点)
【Iterations】 Jonathan Lundberg
Jazz。はじめまして。Apple MusicのカテゴリーがJazzになっていたけれど、Jazzっぽさもフュージョンっぽさも薄くって、<プログレメタルからメタルっぽさを抜いた音楽>というとしっくりくる。プログレメタル的な構造だけどメタルっぽいギターがなくって、フュージョンサウンドというわけでもなく、Jazzというほどアドリブプレイは重視されていない。そういえばジャズ・ロックという便利な言葉を思い出しました。ジャズ(フュージョン)・ロック(メタル)そういう作風。好物です。イカす。
→第一印象:4.0(5点満点)
【Return To Ommadawn】 Mike Oldfield
https://itunes.apple.com/jp/album/return-to-ommadawn/id1179171120?uo=4&at=10lqt2
プログレ。Mike Oldfield先生の最新作。【Tubular Bells】の派生系をやり尽くした次は、【Ommadawn】('75)の続編かしら。ただ、オリジナル【Ommadawn】をしょうじきあまり聴き込んでいないので、旧作からのモチーフ展開とかは把握できないのが悔やまれみ。この2017年に、'70年代の牧歌的な音楽を新作としてきけるありがたみにありがたやという気持ちになる。おっと普段、特定の過去風の音楽を新作するなら、その特定の過去が参照する特定の過去の名作を聞けばいいのであって、新作としてつくる価値はないからやめたまえ!みたいなこといっているのは手のひらを返したからな!!単純に、好きな音楽の再生産は歓迎で、そうでもないやつはウザいっていう正直なきもちですよ!!
【Ommadawn】より【Hergest Ridge】 ('74)や【Incantations】 ('78)のほうが好きなのよね。
【Incantations】のキャッチーさはごらんのとおりである
旧【Ommadawn】はこんな感じ。やや地味。
→第一印象:3.7(5点満点)
【As Embers Turn to Dust】 Mechina
HR/HM。はじめまして。雰囲気叙情的なHR/HM。メリハリでプログレメタル/スラッシュメタル的なものが散りばめられていればよかったかも。
→第一印象:2.8(5点満点)
【GOOD TIME AGAIN】 井上陽介
Jazz。ベーシスト井上陽介のリーダー作。(ギター以外)アコースティックな編成の革をかぶったフュージョンといったおもむき。だなあとおもって聴いていたら『Birdland』がでてきてなるほどなっとくしたところ。
- 井上陽介(b)
- 秋田慎治(p)
- 荻原亮(g)
- 江藤良人(ds)
→第一印象:3.1(5点満点)
【Colorful Shining Dream First Date】 everying!
J-Pop。はじめまして。声優で歌手の木戸衣吹さんと山崎エリイさんによるユニットのアルバム。わーきゃーした小粒な曲がぎっしり。わーきゃーしたアニソン/アイドルソングをちょっと未来のAI(もうすぐそこ)が生成したような曲がぎっしり。ききどころは『Q&Aリサイタル!』+スーパーマリオワールドの1-1BGMみたいな奇妙な楽曲『@@@@』。堂々とアニソンをなめてくるスタイルが大胆不敵。そのあまりに不遜な音楽はむしろ秀逸なメタアニソンというべき、いやメタっていいたいだけかもしれないが。
たす、これ
www.youtube.com
が
@@これ(動画なし)@@
→第一印象:2.5(5点満点)
【Lost in Forest】 Aoki Yutaka
J-Pop。はじめまして。箱庭系音楽。Planet Coasterでダークな雰囲気のテーマパークを綿密に綿密に組み立てた系音楽。マイク・オールドフィールドの現代版。とある場面で、どろっとしたサウンドスケープにスラックでスラックアタックなギター音がして和みました。
▼青木裕 Aoki Yutaka "Lost in Forest" trailer (Part.1)
www.youtube.com
→第一印象:2.5(5点満点)
【SONASILE】 網守将平
J-Pop。はじめまして。冒頭こそピアノソロ曲なものの、その他は全編テクノ。4つ打ちとかクリック系(定常パルスが常に鳴ってるやつ)テクノはすごい苦手だけれど、こういう神経質で細やかなテクノは好物です。
→第一印象:4.0(5点満点)
【トリトメナシ】 チャラン・ポ・ランタン
J-Pop。はじめまして。点数付きの力作はなかったものの、全体的に器用な人なんだなあという印象が残りました。器用さよりは<よい曲>への全力投球を期待したいところ。
→第一印象:2.5(5点満点)
【Cloud9】 SANOVA
J-Pop。冒頭こそ、どうしてインスト系J-Popはこうもスッペサルアザーズみたいになっちゃうの!!と憤死しかけたが、以降はいろいろな展開が聴こえて振り上げた拳の行き場にこまったところ。でも均して聴くと、スッペサルアザーズや、さいきんの fox capture plan や mouse on the keys などと同じ<煮え切らないインスト系J-Pop>枠に入ってしまう。ちなみにH ZETTRIO が煮え切らない枠から最新作で煮えた枠へステップアプしたことを考えると、SANOVA もポテンシヤルは十二分。
→第一印象:2.2(5点満点)
【にじようび。】 松井恵理子
声優で歌手の松井恵理子さんのアルバム。声優としてあるいはタレントとしてのキャラクター性を存じ上げないのでいかんともいえないところですが、そういうキャラクター性やアニソン性を完全に排除したようなオーソドックスなポップス作品。当方、キャラクター性はこじらせない程度、アニソン性はこじらせすぎるくらいがちょうどいいという嗜好なのでちょっとすれ違いであります。何か<名曲>があれば救われたかもですが、その点でもすれ違いでありました。
→第一印象:2.4(5点満点)
【FRAGILE】 fox capture plan
J-Pop。登場時こそ鮮烈な印象であったけど、時を経るに連れスペサルアザーズ化が進行して幻滅に至る病に(ブログ筆者が)罹患してしまい、同じくmouse on the keysと区別が徐々につかなくなりつつあるfox capture planの新作。ピアノを出してくるのがmouse on the keysで、そうじゃないアザーズがfox capture planであったか。
→第一印象:0.6(5点満点)
【Out of Body】 mouse on the keys
J-Pop。登場時こそ鮮烈な印象であったけど、時を経るに連れスペサルアザーズ化が進行して幻滅に至る病に(ブログ筆者が)罹患してしまい、同じくfox capture planと区別が徐々につかなくなりつつあるmouse on the keysの新作。ピアノを出してくるのがmouse on the keysで、そうじゃないアザーズがfox capture planであったか。
→第一印象:1.1(5点満点)
ソンジャネ