音楽と音楽のつながり宣言
とある人の、ブログのコメント欄に関する方針。
ぼくは、「有益な情報を提供してくれる人」をコメント欄に求めたいのですね。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070929/comment
同意。ここでは、「お勧めの音楽を提供してくれる人」を特にコメント欄に求めたい。というのも、当ブログでは、いろいろがさまざまでおおむねもろもろな作品を並べて感想ゆっちゃったりしてますが、ほとんどすべてがいちげんで、常に関連作品のお勧めを欲しているから。むしろそれを求めて、敢えて不得意な分野をハッタリかましながら言及しているわけ。
というわけで当方、体系的にあるいは深く聴いているミュージシャンはほとんどいません*1。同様に、体系的/深く聴いているジャンルもありません。浅く広く節操なくがモットーです。人生は有限でありますから、古今東西すべての音楽に触れることはできません。そこで現世では、まず広くお試しで聴いてみて、そして来世で極めるべきジャンルを見定めたい。
あ、ちなみに、プログレ教に入信して、免罪符を買いまくると音楽的記憶を引き継いだまま来世を迎えられますよ。今すぐどっかのリンクをクリックして buy now! buy now! buy now!
しかし、お前にヤル来世なんてねえ!のが現実なわけで。時々この世の音楽の多様性に触れ、「いかん、これを知ってしまったらあっちとこっち、あと数十年では聴ききれない」と絶望的な気分になることもありますが、それでもやっぱりいろいろ触れたい。そこで、インターネッツ。Amazon とか last.fm とか、機械的に次なるお勧めを提示してくれる web.x.x のなんとステキなことか。
さらに贅沢を言って、伝統的なソーシャルなお勧めも提示されたい。人間によるお勧め合いだ。
だけど、もろもろの汎用・音楽特化型ソーシャルネットワーキングサービスは、正直ことごとくイマイチだ。どうイマイチなのかはまた別件で。簡単に言うと、企画側の「人と人とをつなげたい」という野心、利用者の「人とつながりたい」という欲望がうざい。なんだお前ら音楽をネタに人とつながりたいだけじゃないか。こっちは音楽と音楽をつなげたいし、音楽とつながりたいんだよ!といらだつわけ。
そこで原始的ながら、コメント欄。
こちらもなるべく虚勢を張らずに、前後文脈*2を知らないときは知らないと謙虚に情報を示しますから、いろいろお勧めしてくださいな。逆に、当ブログでおすすめた音楽が何かの役に立てればとてもうれしい。
というわけで過去にお勧め手もらった、capsule の「S.F. sound furniture」、ライヒの「テヒリム」、入手して聴いてますよ。id:udzura、id:Mojo 両氏に感謝。
http://d.hatena.ne.jp/fractured/20070912/1189618286のコメントより。
みんな心狭いよね、ほんと。最近ますますそうなっているような。なんかの反動なのかな。「山下洋輔ファンなんて馬鹿だ」と言って息巻いている自称保守派(ゴー宣好き)と話して心底疲れたことがありました。彼に言わせるとフリージャズファンは全員スノッブなんだって。それでおしまい。まいったよ。
でもそこで相互不信に陥っちゃうとしょうがないよね(おれ最近までそうなってたけど)。あと最近思うんだけど、70年代ソウルの継承者としてはさ、徒党を組んでみてもいいのかもしれないと。一人で、君は君、ぼくはぼく、というのが現代的かもしらんけど、パワーが足りんのよ。徒党っつーか、お互いに刺激し合うのはとても良い子とですよ。
http://d.hatena.ne.jp/fractured/20070912/1189618286#c
SHIGEKI SHIGEKI SHIGEKI が欲しくてたまらんの!
*1:「ベタなプログレッシブロック」(いわゆる5大バンド系)が若干強みです。
*2:そのミュージシャンの別作品とか、関連ミュージシャンとか、シーンとかジャンルとか。