パンデイロ:柴田淳ツアー2007〜しばじゅん、はじめました〜(1)
先日、厚生年金会館にて柴田淳 ツアー2007 〜しばじゅん、はじめました!〜を観賞してまいりましたので、それについて。ただし、ここではセットリストやライブの内容については触れず、ドラム奏者が披露していたパンデイロについて自分用にまとめておきます。
その名は「パンデイロ」
しばじゅんが衣装チェンジをしている間、ドラム奏者によるソロが披露されました。手に持った薄っぺらい円形の楽器を駆使した驚くほど多彩な表現にすっかり魅了されてしまいました。ポイントは以下。
- ドラムンベースの打ち込みかの如き繊細で豪胆な演奏
- Roland のデジタルパーカッションの脅威の新製品かと思ってみたり
- エフェクター(ZAZEN BOYSの旧ベースの人が使っていたような)を通した演出
- 奏者の「ポーズ」によって変化する音色(本当にテルミンみたいなセンサーがあったのか、ポーズは演出で実際は足元でコントロールしていたのかは定かでない。)
というわけで、2ちゃんねるで訊いてみた。
53 名前:名無しの歌姫 投稿日:2007/03/18(日) 02:45:57 ID:1nhF9nSL パーカッションの人がソロで弾いていた楽器は何物ですか? 60 名前:名無しの歌姫 投稿日:2007/03/18(日) 03:11:18 ID:VTPtcuvA >>53-54 バンデイロ?http://music8.2ch.net/test/read.cgi/musicjf/1174146247/
パンデイロ?というわけで調べてみた。
パンデイロ動画
Pandeiro
ギターとのデュオ。これが本来の演奏スタイルかな。これはクールだ。なんと表情豊かな演奏。
YouTube - Pandeiro Jazz "Collection" - Live at Smoke
こちらは Jazz コンボとのコラボ。ドラムセットとは異なる味わいがとてもいい。ドラムセットみたいなハイハットやシンバル、ブラシなどの高周波数帯の薄いない丸い音がやさしい。
Ron Powell pandeiro solo
これはソロ演奏。おおーほんとに一人でこれだけの音が出るんだと感嘆する。
Marcus Santos - Modern Approach to Pandeiro
教則ビデオのワンシーン。いろいろなスタイルで演奏する様。なるほど、しばじゅんの人は、ここでいう「Dram & Bass」スタイルに近い演奏だったのだなあ。
UFBA Percussionists playing pandeiro
大勢で演奏している様子。ちょっと King Crimson がツインドラムでやってた曲を思い出した。これだけ多彩な表現が可能な楽器なのだから、せっかくだからもっともっとプログレッシブなことをしてくれてる人はおらんのかな。変拍子、ポリリズム、しばじゅんの人のようなエフェクターによる増幅&変調など。Led Zeppelin がテルミンを導入した(「胸いっぱいの愛を」の間奏で唸りをあげている)みたいなチャレンジャーはおらんのか。
その他
まとめは中途半端です。だって、まとめサイトじゃないもん。
- Pandeiro.com :: Handmade Pandeiros
- パンデイロ総本山?
- パンデイロ講座
- 基本的な情報がいろいろ
- 思いつくまま-足助から- 私のパンデイロ(機材紹介)
- 周辺機器など使っている様
- WOWOW ONLINE
ソース不明ながら*1、場内で配っていたチラシ(フライヤーというとそれっぽい)によると、4/10追加公演の様子がWOWOWで流れるとさ。カットされなければ、パーカッションソロが見えるかもしれません。
「WOWOW速報! 柴田淳ツアー2007〜しばじゅん、はじめました〜 2007年7月 WOWOW独占放送決定! 4/10(火)、東京厚生年金会館での追加公演の模様をON AIR!」
続く。