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怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

ビュロー菊地チャンネル「ポップアナリーゼ−シーズン1−」(2)

わたくしの音楽のレベルは…

  • 高校生時分、「楽器と言えば中学校の縦笛・ピアニカオンリー」レベルからDTMを開始した
    • 大学時分にフェードアウト
    • 楽典はさっぱりで、コード事例集的なやつをコピペで使ったりする程度。
  • シャカイジンになってから、練習スタジオでセッションする的な活動「折り合いブラック」を始めて現在に至る。

という低レベルな事をお断りしておきます。いろいろハッタリかましてえらそーに言うかもしれませんがたぶん半分くらい間違ってたりするのでご了承下さい。

「ポップアナリーゼ−シーズン1−」 第二回少女時代「GENIE」第二回 少女時代?「GINIE」のA部&A’部


  • 【A】「およびですか?」ねえ 言いかけたSOSはマジだ 以降8小節
  • 【A'】キレイゴトってよりも 自己中のほうがマシね 以降8小節
  • 【C】そうよこの地球は思い通り 二人なら望み通り 以降8小節
  • 【C'】ココにいるわ I'm Genie for you, Boy 以降8小節

モードはその同一性を示すために、軸音と特性音の恒常的な提示が求められる。「軸音」は調性世界における「主音」「根音」とほぼ同格、同意のもので、軸音上のコードは多く「ルートコード」と称され、モードのプレゼンテーションの中でも最もミニマルなものは軸音を中心にしたベースラインと、ルートコードのみによるもので、A部がその手法を使われている。

「GINIE」はBドリアン・モードで、(ナチュラル)マイナースケールに対して、6度が半音高く、マイナー系の中で最も軽く(変音数=フラットの数が少なく)、(略)Bドリアンでは軸音がB、特性音が#Gである。

こんな感じ。

モード使用を、コード1発もしくは2発でプレゼンテーションする事→ベーシック

  • 1発
    • Bm7
  • 2発


  • 【A'】「キレイゴトってよりも」の「も」で初めてBドリアンの特性音G#が出てくる。
    • Bm7 | C#/B | Bm7 | Bm7 と、C#が1回しか出てこないのがモダン。
  • 【A'】ふたまわしめでハモりに「C#」がでてきてドリアンであることがくっきりしてくる。

「ほんとうによくできている」「構築の美しさにうっとりしてしまう」「GINIEが、モードプレゼンテーションの経時変化において加算的にではなく、減算的に、かつ情報量を上げてゆくという奇跡的なデザインに基づいている事は、分析チームをして全員の賞賛の言葉が止まらないというエモーショナルな結果を生んでいる。」

ドリアン談義

Dドリアンモードでの、ルートコードと「2発」をプレゼンする特定音を含むコード(プライマリーコード)はこんな感じ。

ちょっと鳴らしてみる。

前半が上段で後半が下段。

MML
V5@1,
d8f8a8b+8a8f8d8e8g8b8g8e8d2d8f8a8b+8a8f8d8f8g8b8g8f8d2;
V5@3,
>d2.d1&dd2.d1&d;

ドリアンぽい!

「So What」 Miles Davis

「ださださの、べたべたな」と紹介されていたべたべたな「2発(Dm7→Em7タイプ)」提示のドリアン。D←→D#を往復します。いつきいてもなんどきいてもうっとりしますね。

「My Favorite Things」 John Coltlane

「2発(Dm7→Em7タイプ)」で脳にこびりつくのは「My Favorite Things」マッコイ(ピアノ)がマッコイマッコイ(アドリブ)しているパートはEドリアンの2発(Em7→F#m7)。(後半はE△7→F#m7)*1

「I'm proud」華原朋美

今になって思い返してみると、この曲のAメロのコードをなんかの雑誌で見かけて弾いてみてアハ!ってなったのがドリアンモードの原体験かもしれません。(DTMやってた当時は小室サウンドの全盛期)。これは「2発(Dm7→G7タイプ)」の「C#m7→F#」。当時はドリアンモードなんて言葉は知らなかったので、Aマイナースケールで、Am→DとやたっときにF#が入っておしゃれだなーと思ってました。

「Tarot Woman」Rainbow

あわせて、こいつを聴いたとき、冒頭シンセのフレーズにかっちょいーと思ったのもドリアン原体験かも。この曲から始まるアルバム「Rainbow Rising」は様式美的なハードロックの原点的な神アルバムなので是非お聞き下さい。リッチーブラックモア、コージーパウエル、ロニージェイムスディオの三馬鹿トリオによる三輪チャリオットがWRYYYYYYと疾走します。

Rising

Rising

ドリアンモードはアニメ・ゲーム業界の業界っぽさを醸し出すには欠かせない素材ですよね。

アイモ〜鳥の人


MMLV5@<c2gf.d+8dc2ga+.b+8a,;

どりあんっぽい!

狼と香辛料O.S.T「強い風が吹いても」


MMLV5@da2b<c2d>b2ga2.g2fafg8a16b16b+bga2.,;

どりあんっぽい!!

MML
V5@1,d2>a<f2c>g2b8<c8d2.;
V5@3,da<dc2dc-c>ga2.,;

直後のここの部分のベースの動きなどは、「GINIE」の【C】パートの分析と併せて聴いてみると興味深いけれどそれは次の話。

Total Eclipse

「Go to the top」倖田來未

ニコ道のコメントをみていると、オープニングテーマである倖田來未さんの「Go to the top」はすこぶる不評っぽい。

「Go to the top」は、前回「ビュロー菊地チャンネル「ポップアナリーゼ−シーズン1−」(1) - たおやめぶりっこ」で取り上げられたビヨンセさんの曲みたいにベースがベースラインしない「1発」(ここではE)な音楽で、アニメ・ゲーム愛好するニコ道ユーザー層と、ビヨンセさんのような曲の層が分断されているため起こっている現象……というほどのものではないね。

「signs 〜朔月一夜〜」栗林みなみ

逆にエンディングの「signs 〜朔月一夜〜」は、出だしからみんな大好きどどっどりあんどー(2発提示)でベースラインも着実に動くから好評……というほどのものではないね。

MML
V5@3,
o2g+2&g+8<f+8g+2.>g+2&g+8<f+8g+2.>g+2&g+8<f+8g+2.>g+2&g+8<f+8g+2.;
V4@2,
o5g+8.b8.<d+8>b8g+&g+16b16<c+8f8c+8>g+8g+8.b8.<d+8>b8g+&g+16b16<c+8f8c+8>g+8g+8.b8.<d+8>b8g+&g+16b16<c+8f8c+8>g+8g+8.b8.<d+8>b8g+&g+16b16<c+8f8c+8>g+8,;
V6@1,
o4g+.<d+.c+2c+8d+8>b8a+8g+1b8<c+8d+.f+.f.f+8f8c+8d+1&d+;

どりあんっぽい!!!

以上であります。

*1:[http://page.freett.com/zzaj/e/e5.html:title]