怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

KORG のシンセサイザー「KAOSSILATOR」が面白いよ

KORG 社が発売した KAOSSILATOR を買ってきた。元々、「何故か」エフェクターであるところの KAOS PAD miniKP を持っていたので連結させていじってみた。

特徴

オフィシャルサイトの feature ページをごらんなさい。

個人的な補足。

ループ機能

ループできる単位は、1/16, 1/8, 1/4, 1/2, 1, 2, 4, 8 拍。要するに16分音符から2小節まで。「録音ボタンを押した任意の長さ」はできない。よって、「一人ポリリズム」することはできない。やっぱりできないかあ。残念だなあ。せめて、n/8(n は 1〜8)でループできれば、5/8 とか 7/8 でくねくねできたんだけど。その点は残念。ちなみに、こういうことができる機械ってあるの?あったら教えて!



スケール機能

30種類のスケール(音階)が用意されていて切り替えて使用します。イオニアン(長調)、エオニアン(短調)から、ディミニッシュ(大好き)、ホールトーン(大好き)、ブルース、琉球、ラーガ、アラビアンなどなど。それぞれがどんな音階なのか下みたいな一覧表がついている。

 20 ARB C D E F Gb Ab Bb C  Arabian Scale

これは勉強になります。素直に勉強になります。選んだスケールでループを作って、そのスケールをなぞるように鍵盤とか押せば、それだけでなんか高級なことをやってる雰囲気。

てきとーにいじってるだけで「それっぽく」鳴る。

です。ドシロウトの私がさっそく鳴らしてみましたよ。左手に KPMini、右手に KAOSSILATORKAOSSILATOR がメインです。

その1

http://db1.voiceblog.jp/data/oriai/1195830138.mp3:sound

http://www.voiceblog.jp/oriai/455976.html
  1. シンセ+変調。いかにもなんかのオープニング風に。
  2. ギター+歪み。もともと歪んだ音色をさらに歪ませてみる。それなりにそれっぽい感じに。
  3. 琉球音階でピコピコ音を2つ多重ループさせた上に声っぽい音色+空間エフェクト。ループ機能は美味しい。
その2

http://db1.voiceblog.jp/data/oriai/1195831892.mp3:sound

http://www.voiceblog.jp/oriai/455995.html

これはひどい」ほどへろへろです。マイルス・デイビスの「So What」っぽい雰囲気で。スケールはもちろん D ドリアン。スケールを移調する機能はあるのですが、既存のループもふくめてまるまる移調することはできないみたい。それができれば、がっくんと D#ドリアンに上げられるのにね。コルトレーンの「Impressions」もできちゃうのにね・・・残念。

で、やってみた。

http://db1.voiceblog.jp/data/oriai/1195843926.mp3:sound

http://www.voiceblog.jp/oriai/456056.html

むう。やっぱりメロディは安定しないなあ。でもアドリブパートは適当に指をはいかいさせているだけなのに何故か気分はエリック・ドルフィ。ちくしょう、マッコイがやるきねえぜ。

その3

http://db1.voiceblog.jp/data/oriai/1195837673.mp3:sound

http://www.voiceblog.jp/oriai/456032.html

ちょっとはテクノっぽい感じをやってみるかと思ったものの・・・。KAOS PAD miniKP をぐりぐりいじるほうがメイン。両機材の音色・エフェクトをもっと熟知すればいろいろ「狙って」演出できそうですね。

課題

  • もっとよいループを作れるようにする。これは Youtube などに盛んに動画があかってきそうですから、見よう見真似でテクを盗みたいところ。
  • スケールにおける工夫。今は、すべて同一スケールでやってるけど、これを工夫したい。ループとアドリブで異なるスケールを割り当てる、アドリブはスケールをがんがん切り替えながら進める。とかね。
  • 2機材の土台になってしまった MicroKorg との組み合わせ。やっぱり鍵盤で弾きたいときもある。MicroKorgアルペジエーターは魅力的。ボコーダーとの組み合わせも。

お手本、その他発展系。

YouTube - Kaossilator + KP3 (2)

お手本。まったくうまいなあ。

YouTube - KAOSSILATOR Blues

リード楽器としての可能性。

YouTube - KAOSSILATOR×GarageBand

素材生成機としての利用。がんがんならしてぼんぼんパソコンに取り込んで並べているものと思われ。よいですね。DTM の敷居を下げますね。

KAOSSILATORと初音ミク、出会ってはいけない二人が出会ってしまった - CloseBox and OpenPod ITmedia オルタナティブ・ブログ

さっそく VOCALOID とコラボレーション。

通勤にKAOSSILATORを持ち歩くようになって2日目。

これぐっどあいであですね。通勤時に演奏。なんて音楽充な生活。だけど、乾電池の消費量が尋常じゃなくなってしまうので、充電式のを用意しておきたいところ。

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追記