怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

2016年6月に聴いた(2):大西順子/菊地成孔/類家心平/BAROCK PROJECT/井口裕香/千菅春香/パスカルズ/THE BRECKER BROTHERS BAND REUNION/中野公揮/戸松遥/Anthony Joseph/Swans/水曜日のカンパネラ/Stanley Clarke

ようやく6月の後半これで上半期なんとか的まとめが書ける書くとはいっていないようやく6月の後半これで上半期なんとか的まとめが書ける書くとはいっていないとは言ってないようやく6月の後半これで上半期なんとか的まとめが書ける書くとはいっていないようやく6月の後半これで上半期なんとか的まとめが書ける書くとはいっていないとは言ってない並の感想白目

第一印象点はだいたい1.0(そっとじ)、2.0(いまいち)、2.5(ふつう)、3.0(よい)、4.0(とてもよい)、4.5(傑作)みたいなフィーリングです。オススメ印はシェフが気まぐれているとお考えください。

【Tea Times】 大西順子 ★傑作★

itun.es

Jazz。ピアニスト大西順子さんのリーダー作。プロデュース/ほとんどの作曲は菊地成孔。例外はジョージ・ラッセル、挟間美帆作曲が1曲ずつ。また挟間美帆のホーンアレンジが1曲。

Produced by Naruyoshi Kikuchi

  • Junko onishi(Piano)
  • TERREON GULLY (Drums)
  • YUNIOR TERRY (W.Bass)
  • N/K from JAZZ DOMMUNISTERS(Rap on M-8)
  • OMSB from SHIMI LAB (Rap on M-8,M-9)
  • JUMA from SHIMI LAB (Rap on M-9)
  • Sara Yoshida (Chorus on M-9)
  • Ayumu Yahaba (Chorus on M-9)
  • Horns
    • Tokuhiro Doi (A. Sax,Clarinet), Kazuhiko Kondo (A.Sax),
    • Ryoji Ihara (T.Sax,Flute), Masakuni Takeno (T.Sax),
    • Kei Suzuki (B.Sax), Eijiro Nakagawa(Tb),
    • Nobuhide Handa(Tb), Ryota Sasaguri(Tb), Koichi Nonoshita (B. Tb),
    • Eric Miyashiro(Tp), Koji Nishimura (Tp), Masahiko Sugasaka (Tp)
    • Atsushi Osawa(Tp)
  • Yosuke Miyajima (Guitar),

M-5

  • Horn section arrange by Miho Hazama

M-4

  • Transcription by Ryoji Ihara
  • Ryoji Ihara (T.Sax,Flute), Tokuhiro Doi (A. Sax), Kei Suzuki (B.Sax)
  • Eijiro Nakagawa(Tb), Nobuhide Handa(Tb), Ryota Sasaguri(Tb),
  • Eric Miyashiro(Tp), Koji Nishimura (Tp), Masahiko Sugasaka (Tp)
  • Horns coordinated by Ihara Ryoji
http://taboolabel.net/release.html

表題曲『Tea Time2』『Tea Time1』はDCPRGの構造に近い複合的ながら推進力のある名曲。特にお好みは『Tea Time1』。冒頭、EL&Pみたいな出だしに意表をつかれる。ここで上原氏ならパワフルなプログレプレイに疾走するところを、大西氏はクールな『構造I』構造へ展開する。対照的でおもしろい。

DCPRG - 構造Ⅰ (現代呪術の構造)~Live Version
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▼Hiromi's Sonicbloom - XYG (Live)
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Blackberry』はとてもムーディーなJazzらしい習作的な和製の連なりが、様子のおかしい打点によって異化されるしろもの。

『Chromatic Universe』はGeorge Russellの『Jazz in the Space Age』('60)から。

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原曲では二人のピアニストBill EvansPaul Bleyが左右に別れて掛け合いするのを、本作ではオーバーダブによる兼役。ベテランJazzリスナーは、これはBill Evansっぽい、こっちはPaul Bleyっぽい、いや大西っぽい、とフレーズ単位でああだこうだ盛り上がってるんだろうなあと想像だけしかできなくて歯がゆげです。また、【オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」】の『戦闘開始用』が実質本曲の別テイクなのでお楽しみに。

『GL/JM』どこかで聴いたことあるなと思ったら類家心平のリーダー作『Sector b』へ菊池氏が提供した曲だった。

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類家版はシンプルなカルテットでしたが、こちらは挟間美帆さんがド派手で華やかにオーケストレーションされて類家版にはないメジャー感がまぶされて、トリオ部分のシビアさとの対比が鮮やかになりました。

『The Intersection』、リーダー作【Time River】を聴いて俄然注目度が高まっている*1挟間美帆さんの作・編曲によるもの。ここまで菊地氏による極左ポリリズミックな曲が並んできたので、ここで比較するとクラシカルで綿密なアンサンブルは極右的でその振り幅にめまいがする。天下の大西サマへ提供するってことで挟間さんの能力が限界突破したようなかなり大胆ダイナミックな曲構成であります。

『Caroline Chapmtier』スローバラードで一息つきます。

終盤戦。『Malcolm Vibraphone X』は、ラッパーのK/N(いったい誰ヨシなんだ・・・?)とおなじみOMSBの登場。ハイスピードなトリオJazzの上にラップが割り込みます。続く『U Know』はスロー版。ラップはOMSBとJUMA。コーラスに吉田沙良+矢幅歩。

ちょっと前にこういう記事を読んで
bungeishi.cocolog-nifty.com

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あったはずの日本語ラップの可能性(ギドラメソッドで失われたもの): kenzee観光第二レジャービル

押韻をキメることに偏重し、言葉の打点がバチバチにクオンタイズされてタンタカタンタカとマーチみたいになってるラップは苦手。そういう意味で当時はm-floが好きだった。

2016/07/07 10:11
b.hatena.ne.jp

「苦手」は当初「クソダサさ」と下書きしたのを和らげた表現。タンタカタンタカマーチみたいな言葉の打点も、タンタカタンタカしつつ、狙ったビートに狙った押韻を打つために、目的地直前で微妙に間合いを調節する感じがとてもクソダサい。先の記事でいうと<フロウやイントネーションで勝負するスタイル>に魅力を感じる。その点、本作のラップは過度な押韻を避け、<フロウやイントネーション>で勝負できる舞台をラッパーに提供している。その結果はぜひ貴方自身のみみでおたしかえmください(めんどくさくなった)

で、セロニアス・モンクを学習した人工知能が生み出したかのごときなぞめいたブルース『Fetish』で締めくくられます。

表題曲から狭間さんの曲まで、ときおり唐突に入る打ち込みっぽいビートはあとから付け足されたものなのか、それぞれ個別の意図で成されたのか気になるところ。

控えめに言わなくても傑作。

→第一印象:4.8(5点満点)

Tea Times

Tea Times


【オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」】 菊地成孔 ★オススメ★

Soundtrack。ハードコアなアコースティックJazz中心の前半と、歌ものの後半。大西順子(Piano)、永見寿久(W.Bass)、服部正嗣(Drums)のトリオを中核に編成。大西順子【Tea Times】 の約1周間先駆けて本作が発売されたので、実質的に大西の復帰作はこちらみたいな印象が強い。

ハードコアなアコースティックJazzは、中核トリオに、菊地成孔(Sax, Keyboard)、西村浩二(Trumpet)、梅津和時(B.Clarinet)らが加わったり加わらなかったりする編成。エリック・ドルフィー的というか、ハードバップとフリーの間のグラデーション。鼻血がとまらない。たぶん『出撃用』の狂ったバスクラの強い印象に引きづられているだけと自己分析ですが。

後半は打って変わって歌もの。伊平友樹(Guitar)、その他ボーカリストたちが加わる。わたしは基本的にボーカル音楽は苦手なんですが、2050年に一周回って1000年前1950年代の音楽がリバイバルしたメタフィフティーズパンクとして、SFとして聴くと趣もあり・・・ます・・・。というか中核トリオが前半に引き続いて鉄壁なので聴き応えグンバツでヨダレもの。

ボーナストラック最終曲『RONALD REAGAN OTHER SIDE』はなんとdCprGによる『RONALD REAGAN』の新録。アルバム発表後のライブを重ねて磨かれたか本録音用のアイディアを盛り込んだか、元とはまるで別物。『catch 22』路線の曲なので、曲というよりアイディア、メソッドに近いモノなので、再現性があるほうがおかしいシロモノではあります。ナストラックにこっそり入れるのは価値が大きすぎる快演。大村孝佳(Guitar:Babymetalの神バンドの人、のCD音源でのお披露目的な意味もあるのかしら)のソロがあつすぎて鼻血もヨダレも沸騰した。

アニメ・サントラ脅威の傑作<ラーゼフォン>の背中は遠いものの、元同僚である今堀恒雄によるなかなかの傑作<トライガン>のサントラには肩を並べた(ジャンルがだいぶ違うのでぶつけてないよ!)快作であります。

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→第一印象:4.4(5点満点)

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」/菊地成孔

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」/菊地成孔

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」/菊地成孔

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」/菊地成孔

  • オリジナル・サウンドトラック
  • サウンドトラック
  • ¥2100

【Unda】類家心平 ★傑作★

Jazz。トランペッター類家心平のリーダー作。大西順子、サンダーボルトと併せて聞きながら、さふいへぱ、とiTunesをぐぐったらいつの間にか新作リリースしてんじゃないかよー。見逃してたよー。いってくれよー。と慌てて購入。

  • Personnel RS5pb:
    • 類家心平 - trumpet
    • 田中 “tak” 拓也 - guitar
    • 中嶋 錠二 - piano, keyboards
    • 鉄井 孝司 - bass
    • 吉岡 大輔 - drums

完全にグレート。ダークがメイガスでライブがイビルでフィルモアガルパンもといアガパンしまくった上に今っぽい(というか菊地氏直伝からの発展というか)構造が経緯(たていととよこいと)織り込まれていて文句なしのグレートな作品。ギターがだいたい常にぶっ壊れているのもたまりません。

  • 例の『構造I』スタイルで攻める『Unda』から
  • 幕を開け加速がすごい(すごい)『Hoama』、
  • 5連っぽいノリのベースが印象的な間奏曲『Polyhedron Girl』は約1'30なのでなんかアニメ番組のテーマ曲に是非、
  • 前半のあれから後半のあれ(ネタバレ回避)へ相転移するのはプログレ進研ゼミでみたやつだ!な『Invisible』、
  • 間奏曲『ES』を挟んで、
  • John Zornが暴力側に振れた時のようなロックナンバー『Danu』、
  • 『Maiysha』はロバート・グラスパーがこの前『Maiysha (So Long)』として再構成したやつだなんたる偶然。グラスパーはムーディー部分を拡大したけれど、本作は終盤の明るく転じるところを強調してきたかと比較がおもしろく、
  • マイルス/ロックにありそうな間奏曲『Tupamaros』を経て、突然理性的でポリモーダル(言ってみたかっただけ)な『Kyphi』であります。この展開はずるい。
  • 雄大でありながら同時にどこか破綻している『Pirarucu』で締めくくられます。

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→第一印象:4.7(5点満点)

UNDA

UNDA

UNDA

UNDA

  • 類家心平
  • ジャズ
  • ¥2100



【az you like...】 井口裕香 ★オススメ★

声優で歌手の井口裕香さんの2ndアルバム。なかなかの傑作だった前作【Hafa Adai】から間をおかずにしての新作。ピーキーな作曲りょくがじゃっかんダウンしキラーチューンの減少はやむを得ないものの、総論としては進むべき道も寄り道も足取り軽くやっぱり作編曲の女神にさわやかに祝福された(シンガーの魅力はすごいよなのに作編曲に悪魔に呪われまくる事例にもう涙したくない)キュートな作品。『ピリオドのない雨』は声優家業のアルバムにありがちな、全体のトーンと違う大人びた曲を突然挟み込んできて浮いてしまう事例。

個別点数式(10点:名曲/3点:かなりよい/1点:なかなかいい/0点:よい、ふつう、よくない、魔ニギリ)でも点数付きの曲多め:10点:該当なし/3点:『JOY』/1点:『GREEN ROAD』『Hey World』『変わらない強さ』

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→第一印象:4.1(5点満点)

az you like...

az you like...

【TRY!】 千菅春香 ★オススメ★

J-Pop。声優で歌手の千菅春香さんのアルバム。面白い。いきなり林原めぐみ椎名へきる時代にタイムスリップしたかのようなライドオンでびっくりします。

▼「Successful Mission」 林原 めぐみ
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とかなんとか当時のそれっぽい曲がないかなあと思いながら懐かしい番組があがっていたのでまたしばらく見ていた。

渋谷でチュッ! 第50回「宮村優子
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最近、とある人の過去にまつわるスキャンダル記事があがって話題になりましたが、そういうスキャンダルがもちあがった当時の宮村さんのファンキーっぷりに加藤もびっくりしました。ジャリズムといえばバカドールシアターが大好きでした。

▼BAKA TV ジャリズム
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で、なんやかんやあって名番組あらびき団に突如として帰ってきて、

▼【あらびき団ジャリズム渡辺鐘世界のナベアツ お笑いヒットマン
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そしてこのウキウキなダンスである。

▼「モモキュンソード」OPテーマ「桃色ファンタジー」千菅春香PV
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歌声は古風で力強く、かつては安田成美さん、ちかごろでは中島愛さんのようなイツザイに化けそうな潜在力を感じさせます。イツザイといえばおっぱいせんせ・・・もといマイコーりょうさんで

▼マイケルジャクソンが崖の上のポニョを歌ったら
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そして『あなたの春香さん』のようなコミカルなやつから『愛の詩 -words of love-』のような難局、幼めに声色を変えてじっくり歌を聞かせる『あなたのほほえみ』までも幅広くカバー。曲調は節操ないといえばとっちらかっているのだけど、不思議と足腰が強く筋が通って聞こえる恵まれた作・編曲とイツザイりょくのおかげでとてもよい仕上がりです。なにげによい、いがいによい、ふしぎとヘビーローテーションしてしまう、そういうアルバム。

千菅春香1stアルバム「TRY!」クロスフェード
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→第一印象:4.0(5点満点)

TRY!

TRY!

TRY!

TRY!

VIVO - LIVE IN CONCERT】 BAROCK PROJECT

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プログレ。はじめまして。Amazon Musicの「ハードロック・ヘヴィメタル」カテゴリーの新譜を試聴チェックしてたら笑っちゃうくらいプログレな本作に出会い、購入いたしました。はじめまして。タイトルから察するにBAROCK PROJECTというバンドのライブ音源のようです。たしかにライブっぽい音響処理、歓声などが入っている。

本作ではじめましてなのでスタジオ音源を聞いていない状態で勝手に想像するに、BAROCK PROJECTはDream Theaterみたいな<複雑なスタジオ作品を完全にライブで演奏できる>タイプではないかと思いました。つまり、ライブ的な音響処理を行わず、ドライな録音トラックをスタジオ録音の価値観でミックスしたら、スタジオ版とクオリティが変わらないというタイプ。

とつぜんなんでそんなことをいいだしたかというと。iCloud Playlistのよくあるマッチングミス*2により、少なくても1曲、iCloud Playist上の音源がスタジオ盤に差し替わっていて、そのスタジ音源を聴いて、演奏的技法的な意味ではライブが遜色ないが、録音技法的な意味で遜色だと思ったから。スタジオ盤は様々なオーバーダブや編集によってそれはそれは濃厚でありながら喉越しよく爽やかな香りが鼻を突き抜ける極上の○○(上級国民向けの料理名が入る)のようで。スタジオ盤をぜひききたいなと思いました。

それはさておき、内容な本格本場本気と書いてマジなYes/Genesis型(Genesisのオマージュっぽいの始まったと思ったらGenesisのカバーだったり)のシンフォギアもといシンフォニックプログレでこれといって非の打ち所ありません大満足。

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→第一印象:4.1(5点満点)

VIVO - LIVE IN CONCERT

VIVO - LIVE IN CONCERT

【TBS系 テッペン!水ドラ!!「毒島ゆり子のせきらら日記」オリジナル・サウンドトラック】 パスカルズ

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J-Pop。パスカルズ懐かしい。高円寺曼荼羅で公演を催すタイプのミュージシャンが集合したトイちっくビックバンド、パスカルズの新作。音源を聴くのは10年ぶりとかじゃないでしょうか。いかんせんアングラなのでこういう表舞台の仕事で音源をリリースするタイミングじゃないと、Amazon MusicApple Musicなどの俎上に載らないんじゃないかしら。栗コーダーカルテット大友良英さんはいい感じで載りましたよね。次はパスカルズの番だ。P-ブロッでもよい。倍音Sはもう活動してないからなあ。

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→第一印象:3.8(5点満点)



【The Heavy Metal Bebop Tour 2014 In Japan】 THE BRECKER BROTHERS BAND REUNION

Jazz。BRECKER BROTHERSアルバム【Heavy Metal Bebop】録音メンバーからOUT:マイケル・ブレッカー(他界により)、IN:ADA ROVATTIで組まれたバンドのライブ録音。

  • RANDY BRECKER (el.trumpet/vocals)
  • ADA ROVATTI (t.&s. saxophones)
  • BARRY FINNERTY (guitar)
  • NEIL JASON (el.bass/vocals)
  • TERRY BOZZIO (drums)

マイケル・ブレッカーへの喪失感だけがどっぷり残ってしまうライブ。

マイケル・ブレッカーの圧倒的なブッパりょく!!

Brecker Brothers Live In Barcelona - Some Skunk Funk
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号泣である。嘘である。個性の違いといえばそれまでだけどはるばる来日で体調が悪いのかしらと不安感もある。ライブ録音だからってライブっぽい音響処理(リバーブ)が過剰で音の粒がぼやけて聞こえるのもまいなす。どうせヘッドフォン/スピーカーで聞く以上、ライブの臨場感は得られるべくもないので、そういう音響処理いらないです。デッドに取ってスタジオっぽくミックスしてくれればよい。リバーブかけてごまかさないと聞けたもんじゃない系ミュージシャンじゃあぜんぜんないんだから。

で、過剰のエア感を除いた音源を聴くと・・・

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いいじゃない!そういうことこういうこと。

→第一印象:3.0(5点満点)

ザ・ヘヴィ・メタル・ビバップ・ツアー'14・イン・ジャパン【CD2枚組・日本語解説書封入】

ザ・ヘヴィ・メタル・ビバップ・ツアー'14・イン・ジャパン【CD2枚組・日本語解説書封入】

【Lift (Cello:Vincent Segal)】 中野公揮

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クラシックかな?Jazzかな?はじめまして。ピアニスト中野公揮とチェリストVincent Segalのデュオアルバム。

「Piano & Celloで甘め」といえば Ketil Bjornstad & David Darling なる先人がいるので、はて、本作のハードルは高めです。ブラームスのチェロ・ソナタシリーズも至高だし。

▼Ketil Bjørnstad/David Darling - Wakening
www.youtube.com

Brahms - Cello Sonata No.1 in E minor, Op. 38
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いや、Ketil Bjornstad & David Darling のハードルは低かった。いともかんたんに乗り越えてきた。ブラームスは別格なのでおいといて。『Introduction I』を始めとして、現代音楽的に複雑でリズミカルなのはケティル・ビヨルンスタにもブラームスにもない邪悪さが漂ってきてとてもよいものです。よもや展覧会が始まるかという勢いのある表題曲『Lift』もよいです。

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→第一印象:2.5(5点満点)

Lift (Cello:Vincent Segal)

Lift (Cello:Vincent Segal)

戸松遥 BEST SELECTION -starlight-】 【戸松遥 BEST SELECTION -sunshine-】 戸松遥

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声優で歌手の戸松遥さんのベストアルバム2毎同時発表。バラードめな曲集【starlight】とアッパーめな曲集【sunshine】。既発のオリジナルアルバム3枚に対してベストアルバム2枚とはこれいかに、ではありますが、シングルのカップリングを含めた母数は・・・という理論です。

楽曲個別式(10点:名曲/3点:かなりよい/1点:なかなかよい/0点:よい、ふつう、よくない、グワシ)では、10点:該当なし、3点『Q&A リサイタル!』『motto☆派手にね!』、1点:『産巣日の時』『恋ヲウチヌケ』あたり。

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→第一印象:3.6(5点満点)

戸松遥 BEST SELECTION -sunshine-

戸松遥 BEST SELECTION -sunshine-

戸松遥 BEST SELECTION -starlight-

戸松遥 BEST SELECTION -starlight-




【Caribbean Roots】 Anthony Joseph

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Jazz。はじめまして。

Heavyweight guests on the album include

  • saxophonists Shabaka Hutchings (The Comet Is Coming) and
  • Jason Yarde (Jazz Jamaica All Stars)
  • trumpeter Yvon Guillard (Magma)
  • bassist Mike Clinton (Salif Keita)
  • trombonist Pierre Chabrèle (Creole Jazz Orchestra)
  • Patrick Marie-Magdelene (Manu Dibango)
  • celebrated Trinidad calypso icon David Rudder and Andy Narrell
  • master of the steel pans.
http://www.strut-records.com/anthony-josephs-caribbean-roots/

ファンク&中米よりのご機嫌な音楽で、朗読とラップの中間くらいな演説に近いスタイルの男性がフロントメン。(主に日本語)ラップはラップするあまり打点が2のマイナスn乗分音符にクオンタイズされすぎてクソダサく、朗読までいくと発音が自由でポリリズミックなんだけど打点が弱くてポリってる感が全然出ない。本作で演説している、たぶんAnthony Josephさんはその点絶妙な中間地点にあり、ポリリズム感/粘り感と打点感がほどよく同居していて心地よい。

電化マイルスを高速化したような曲(『Deum Song』とか)、あるいはMAGMAのBobino 1981(『The Last Seven Minutes』っぽくもある)みたいなトーンの曲(『Jimmy, Upon That Bridge』)がお好み。

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→第一印象:3.8(5点満点)

Caribbean Roots

Caribbean Roots

【The Glowing Man】 Swans

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洋楽(雑な分類)。はじめまして。もうなにの洋楽かも覚えていないのですが、週末のルーチンワークとしてApple Musicの新譜をチェックしている過程でよさそうだからプレイリストに入れていたやつ。Pink Floyd直系のふわふわとしたサイケ=癒し系ロックです。『The World Looks Red / The World Looks Black』や『Frankie M』のじわじわ盛り上がる様がとてもよいのだけど、MAGMAの『KOHNTARKOSZ』かKing Crimsonの『Fracture』みたいなもうひとおしがあればフィーバーしたんだけどなあ。そういう音楽性でもメッセージ性でもないというわけだ。

▼「Fracture」 King Crimson
www.nicovideo.jp
これは初期の大人しめの演奏。本当は1974/6/24のライブ演奏が至高。

▼Magma - Kohntarkosz (part two)
www.youtube.com

と、ここで数時間にわたってクリムゾンとマグマの音源をいろいろ聴いてうっとりして帰ってきたところ。なんかもう新譜チェックしてないで過去作を反芻していれば十分人生完了じゃないかしらと哀しみに包まれます。

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→第一印象:3.4(5点満点)

The Glowing Man

The Glowing Man


UMA】 水曜日のカンパネラ

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J-Pop。ヒカシューという曲を発表したらヒカシューからクレームが来て名無しの権兵衛に改題した一件が一部ネットユーザーの間で話題になった水曜のカンパネルラの新作。

【ネット著作権】 人名・グループ名を作品タイトルに使ってはいけない? ~水曜日のカンパネラ「ヒカシュー」騒動と疑似著作権~ - INTERNET Watch

クラムボンに改題すればよかったのに。

2016/05/17 19:09
b.hatena.ne.jp

さて音楽はテクノで、冒頭2曲は世紀末前後のテイトウワを思い出し懐かしみ感みまみ。

▼"Mars" TOWA TEI with Ikuko Harada (Clammbon)
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▼水曜日のカンパネラ『ツチノコ
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テクノミュージックが十数年かけて何周か回ってテイトウワに戻ってきて、戻ってくる過程の回っている間に巻き込んだもろもろを含んだ形での本作かと思いますが、テクノは系統的に聞いていないのでそこらへんはなんとも。ただ、バスドラが4つ打ちしない系テクノは好きです。

→第一印象:3.0(5点満点)

UMA

UMA

【Barbershop: The Next Cut (Original Score Soundtrack)】 Stanley Clarke

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Soundtrack。スタンリー・クラークが筆を執ったサントラで、ロバート・グラスパーが1/3くらいの曲で参加してたりと、話題性は十分。しかし音楽はあくまで<西洋のサントラ>で、小回りがきき、劇を邪魔せず背景に徹するような曲が中心。そこらへん、日本産ゲーム音楽と、海外産の(AAA FPSタイトルなど)ゲーム音楽の違いを想像していただければと思います。ぴりっとした演奏が揃っているけれど、やっぱり物足りなさげはあります。

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→第一印象:2.5(5点満点)

f:id:fractured:20160718161439j:plain

所要時間:ソンジャーネ

*1:http://derutcarf.hateblo.jp/entry/2015/12/06/223547

*2:本作はAmazon MP3 Musicで買ってiTunesへExportした。そいつはいったんiCloud Playistにアップロードされて、Cloud経由でiPodにダウンロードされてきたのを、日々の社畜往復中にきいている。実際は、音源が直接アップ&ダウンロードされるんじゃなくて、Appleがすでに保持している音源とマッチングされる。マスタ音源をローカルに保持している母艦以外の端末でiCloud Playistのトラックを再生するときは、Apple側の音源がストリーミング/ダウンロードされる。そのローカル音源→Apple音源のマッチングがガバガバで、しょっちゅう紐付けがおかしくなる。まるっきり別の曲になるったり、歌ものがカラオケテイクになってたり、アルバムミックスがシングル音源になってたり、ライブ音源がスタジオ版になってたり。