怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

ライブレポ:モスクワ国立交響楽団 Bプロ(ウェスタ川越)

行ってきた。

http://saitama.denryu.jp/event/show/10185742saitama.denryu.jp

モスクワ国立交響楽団 Bプロ(ウェスタ川越)
クラシック音楽界の巨匠、パヴェル・コーガン率いるモスクワ国立交響楽団が待望の来日。日本中から愛されるピアニスト、フジコ・ヘミングが出演。由緒正しきオーケストラの歴史ある気品と、注目のピアニストたちの豪華共演をお見逃しなく! Bプロ:

http://saitama.denryu.jp/event/show/10185742

序曲に引き続いてフジコ・ヘミング女史によるモーツァルトのピアノ協奏曲。やっぱりモーツァルトは苦手。【Metropolis P.T.2】以降のマンネリ化したドリーム・シアターに近いものを感じる。短調交響曲やレクイエムを除いては、どれもこれもあんまり代わり映えしなく聞こえる。ドリーム・シアターも【Metropolis P.T.2】以降はどれもこれも・・・。素地が似通っていても強い即興性があればよいのだけど、メタルのギター・ソロは固定的に作曲されがちであり、クラシックの協奏曲のカデンツァも、今は即興で行われることは少ない。その点、Jazzはうんたらかんたら・・・というのが、現在脳内ブログ状態である「2月に聴いた(1)」で言わんとしていることです予告編。

というわけでやや退屈なモーツァルトが終わった後、フジコ女史の独奏でシューベルト(たぶん)の何かとリストの『パガニーニによる大練習曲』第3番 嬰ト短調 の2曲が披露されると、モーツァルトと違った圧倒的なスピード感に(シューベルトの何かはバラード曲だけど装飾の細やかさ、密度は段違い)、チャーリー・パーカーが降臨してきたのかと思わず笑いそうになる。

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そしてチャイコの6番交響曲。第3楽章の終わりが曲の構成上4つ目の構成の終わりに聴こえるしクライマックスすごいしで、早まった拍手が発生してしまうハプニング。世界各地で起こっているんじゃないかしら。小学生か中学生のときに市民会館でこの曲が演奏されたのをきいたときも同じことが起きていたことを思い出してあれこれ。

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プログラム的な面白さには欠けるものの(チャイコフスキーはエンタメ系の人なので大作はあまりおもしろくない。協奏曲:ブラームス交響曲ショスタコーヴィチとかだったら歓喜してた)、老境に入ったフジコ氏の演奏が聞けたこと、オーケストラも3列目ド中央の直接観・ステレオ感ばっちりの位置で堪能できたことはたいへんよかったです。

そそそsんじゃああね