2015年末2016年始あたりに読んだ(1):絶深海のソラリス
わけあって(オススメのフィクションを募集する話 - 怪奇骨董ますらおぶりっこ)去年末から中高生時代にハマった筒井康隆以来、XX年ぶりにちょいちょいフィクションを読んでいます。本ブログも音楽の合間に読んだ本の読後印象などちょこちょこ書こうかと思います。音楽も計画的に書けていないのにね・・・!今回は長くなったので1エントリー1作品ですが、今後は音楽と同じくひとこと感想ペースでやるよてい。
初ラノベを読むよ!筒井康隆の【ビアンカ・オーバースタディ】をラノベにカウントしないならば。1巻、2巻続けて。それこそ中学生の頃はジュブナイルと呼ばれていた類の小説はよく読んでいたので、現在の10代が読むラノベも読めるはず!!
とて。
とくにネタバレはありません。
1巻前半の、おそらく、たぶん、きっと、想像上の「ざ・ラノベ」様相にクラクラする。言語感覚がインターネット。インターネットがラノベに取り入れられたのか、インターネットだと思っていたのはラノベ由来だったのか、その還流ぐあいは分からないけれど。いやしかし、1巻前半のざ・ラノベは、後半との落差を生むための意図された過剰なラノベ、メタラノベだ、そうにきまってる。【普通のラノベがこのトーンで何冊も続くはずがない】というラノベがありそうなくらいだ。
文学ではレトリックを駆使して作家性が立ち上げられるような記述対象を、あえてインターネットを使うことで端的に、歯切れよく読み進められるのがラノベの特徴なのかなと思いました。インターネットの意味とインターネットにおける用法・文脈みたいのが読者に共有されていることを前提に。そこは安心。読者もまたインターネットだから。
前半と後半の落差で攻めてくる1巻、それを踏まえた緊張感で読者を巻き込んでいく2巻。もし続編が書かれるとして、話の続きもさることながら、「3巻としてのシカケ」がどうなるか期待です。
以降、1巻の前半を中心に、くらっとしたりしなかったり気になったフレーズをちょこちょこKindleでマークしていたので、それを棚卸しして、感想にかえさせていただきます。(半透明少女関係はZAZENです)
危ないよ?
胸部
わりといつまでも。
自慢だけど幼馴染がかわいいです。
ドM
半透明少女関係
かなりガチで。
なにそれ憧れる。
ああうん。この子ガチでした。
典型的なスイーツですね
クッソびびった
じゃないですかヤダー
→第一印象:3.8(5点満点)