「My Favorite Things: Coltrane At Newport」John Coltrane
新発売。今日聴いた音楽。Jazz。'63 年、'65 年米国製。もともと発売日が 7/3 とかだったんだけど、なぜか 6/29 に早まって予約品が突然届いたのでびっくりしました。
ジョン・コルトレーン没後40周年記念作となる本作品は彼の輝かしいレガシーとなる1963年と1965年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルの伝説のライヴを1枚にまとめたお買い得盤。これまで未発表となっていたトラックも収録、ステージ・アナウンスメントも復元され、オリジナル3トラックのマスターテープからアップグレードしたミックスを起用、フェスティヴァルのレアな写真もブックレットに掲載されている!全ジャズ・ファン必聴の彼の才能、バンドのエネルギー、時代のパワーも感じることの出来る大いなる遺産な1枚。
http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=2572845
- Tracks(Tracks1-4;Newport '63 Tracks5-7;Newport'65)
- Spoken Introduction
- I Want To Talk About You
- My Favorite Things
- Impressions(Extended)
- Introduction By Father Norman O'conner
- One Down,One Up
- My Favorite Things
- personnel
- John Coltrane(ss,ts)
- McCoy Tyner(p)
- Jimmy Garrison(b)
- Roy Haynes(ds;1963)
- Elvin Jones(ds;1965)
#1 〜 #3 は、「[asin:B000003N6R:title]」、#5, #6 は「New Thing at Newport」で既出の音源。特に、後者は Amazon のレビューにあるとおり残りの 6 曲はアーチー・シェップの音源との抱き合わせでコルトレーンを聞きたい人には不評。というわけで、前者を所持しておらず、後者を買いあぐねている者(つまりオデ)にとてもおいしいパイである。んまんま。
前半は、ロイ・ヘインズのドラムによる珍しげなカルテット。ロイ・ヘインズはスネアがばしゃ、ばしゃと振り下ろされてロマサガの短冊切りのよう。「Impressions」で、ピアノ抜け、ベース抜けのサックス VS ドラム一騎打ちでバトルするところで、エルヴィンとの個性の違いが良く分かる。「Impressions」はマッコイのソロで出しがなんかいつもと違って高音で明るいのが面白い。なにはともあれ 3 曲ともとても熱い。熱視線。
後半は、おなじみエルヴィン・ジョーンズのドラムによるカルテット。内容も同じく手堅いもの。マッコイは相変わらず安定している。
この時期のコルトレーンに興味があれば比較的優先度高めで入手して損は無いアルバム。ただ、途中で切れたり途中から始まったりするけど、演奏の怒髪さや音質の好さで「One Down, One Up」をより推薦します(参照:たおやめぶりっこ - 「One Down, One Up: Live at the Half Note」「Giant Steps」「Blue Train」John Coltrane)。
全体として炎を撒き散らすハードな演奏が多い中、バラード「I Want To Talk About You」がとても清々しい。といっても、中盤からはコルトレーンがソロでばきばき吹きまくっていますよ。
▼ John Coltrane - I Want To Talk About You - 1962