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怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

2016年7月に聴いた(1):Jazztronik/V.A./the HIATUS/BADBADNOTGOOD/mille baisers/Sarathy Korwar/Greg Ward/The Rose Vortex/橋本一子/SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle/A-bee/空気公団/チリヌルヲワカ/家入レオ/Bill Evans/Miles Davis

映画などはネタバレにじゅうぶん配慮さているのにどうして音楽レビューブログはネタバレ全開でよしとされているのか、というテーマでお送りしている本年度ですが・・・ひどいネタバレを読んでしまった・・・・・・!!!

shiba710.hateblo.jp


も、もうぜったいサニーデイ・サービスの新譜はきいてあげないんだからね!!!!

第一印象点はだいたい1.0(そっとじ)、2.0(いまいち)、2.5(ふつう)、3.0(よい)、4.0(とてもよい)、4.5(傑作)みたいなフィーリングです。オススメ印はシェフが気まぐれているとお考えください。


【Keystone】 Jazztronik ★オススメ★

itun.es

Jazz。私の記憶は勘違いであるかもしれないけれど前作が「意外と良かった」と評した気がするJazztronikの新作。

シャレオツなボーカルをフィーチャー、正直たいくつな序盤から汎音楽(つまりサントラ的)中盤にぐいぐいと盛り上がっていく。しょうじきたいくつと言ってしまった前半でありますが、ロバート・グラスパーとかが、JazzとHiphop等をすごいがったいさせて音楽を破壊&想像するどでかい悪魔を呼び覚ましたのと似た構造で、日本でJazzとJ-Popをすごい以下略される可能性を、机上の空論レベルでぼんやり浮かび上がら、なくも、ない。

中盤の幕開けにしてハイライト『DGA』は不届き者の手によりバルスされ飛び去った天空の城が異星人に鹵獲&改造され人類の前へ再び降臨してきたような名曲。ネタバレしてしまうと初見の新鮮さがかなり失われてしまうので詳しくは言いませんが、StarlessやSupper's Readyのようなアレ感がありますみ。大作『The City Beyond-幻』は、愛新覚羅溥儀が不届き者の手によって以下略な佳曲。

謎のビッグバンドボーカルからディスコ/ファンク?みたいな歌曲でずっこけたあとの唐突な最終曲『A New Phase of Life』曲は、ライヒミニマル・ミュージックを、かたや久石譲はあのように料理して、かたやJazztronikはこのように料理するのかと対照的に聴くと倍増である。おもしろさが、かな。

これもお決まりの、かたや久石譲はこのように料理して・・・

久石譲「死の巡礼」
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で、本作は・・・。聴いてのお楽しみであります。(Youtubeにあがってなかった)

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→第一印象:4.0(5点満点)

Keystone

Keystone

【Walkure Attack!】 V.A. ★オススメ★

J-Pop。アニメシリーズ<マクロスΔ>のボーカル曲アルバム。番組は未視聴。菅野よう子氏による<マクロスF>(番組は未視聴)のサントラ・キャラソンシリーズはゾーンに入った菅野よう子氏が驚異的な密度で名曲を量産した世にも恐ろしい怪作でした。転じて本作は、<F>のような傑作みは感じられないというのが正直なところ。歌い手の方も、<F>の「いつざい新人×実力派ベテラン」の鉄壁さからは、地下から這い出てきたアイドルめいたイメージになり、もし本編がそういう物語だったら演出意図通りだけど、本編見ないで音楽効く派には関係のない話。

ここまでネガティブめな口調ですが、マクロスの名、その重責を背負い気負い肩肘と威勢を張りまくった良曲がズラリと並んでおり、豪華絢爛卓越卓抜な管弦楽アレンジが光った<F>に対し、テクノ(当ブロ津では、打ち込み/電子楽器中心の音楽をすべてテクノに分類しています。手仕事でも4つ打ちの音楽も<人力な>テクノ)に路線を振ったのもよい差別化になっている。『恋! ハレイション THE WAR』はラスマス・フェイバーっぽい雰囲気と『Roundabout』(Yesだよ!)のエンディングに似ているコーラスが光る。『NEO STREAM』では地下アイドル感が参加者の声の色とりどりさ温度差個性が曲の激しさと相まってよい効果になっている。『AXIA~ダイスキでダイキライ~』のインスト部分もイカしておる。表題曲『Walkure Attack!』は上松範康4人分くらいのリキが入ってる怪作。

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→第一印象:4.1(5点満点)

TVアニメーション「マクロスΔ」ボーカルアルバム Walkure Attack!

TVアニメーション「マクロスΔ」ボーカルアルバム Walkure Attack!

【Hands Of Gravity】 the HIATUS

ELLEGARDENの末裔、the HIATUSの最新作5枚目。リーダーがMONOEYESなるELLEGARDENの劣化再生産みたいなバンドを始めた時はどうなるかと思ったけれど、the HIATUSとしてアルバムが発表されて一安心。内容も3rdだとてもよくで4thがいまいちに転じた不安を払拭する一安心。『Clone』や『Bonfire』などMIDIでデモを作ってからバンド録音されたような曲の出来がとてもよく、個別楽曲採点方式(10点:名曲/3点:かなりよい/1点:なかなかよい/0点:ふつう、よくない、わるい、MONOEYESでやれ)で各1点の栄光に輝く。

the HIATUS - Clone(Music Video)
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the HIATUS - Bonfire(Music Video)
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と、お気に入りに上げた2曲がそれぞれミュージックビデオ化されていて、作りてのこれがキラーチューンだよ、という意図にまんま一致していてあたいはチョロいQ。近年のnothing's carved in stoneにもわけてあげたい。で、その他民主的な曲は概ねワンパターンになってしまって魅力がすごくないのだけど、『Sunburn』はひかえめな、ひかえめなDream Theaterの『Just Let Me Breathe』とも言えて例外的。

Dream Theater - Just Let Me Breathe
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本作と関係なく一般論として、メロディとコードだけ骨子組んであとはバンドみんなで詰めていくみたいな民主的な音楽はアカンことが多い。とある人が外部の人に曲を提供するときは良曲なのに、自身のバンドからは平凡な曲強力な人物的・音楽的リーダーがいて指揮をとっているならさておき。あたいとて、(ここ数年は沈黙しているがかつて)お遊びでスタジオ入って遊ぶにおいて音楽性の違いみたいのが非生産的な形で衝突するのはいやだなあと思って以下略

ネガティブなトーンになってしまいましたが、総論としては3rdほどのインパクトはないものの佳作だと思います。わたしは。思います。あなたは思いますか……。

→第一印象:3.6(5点満点)

Hands Of Gravity

Hands Of Gravity

【IV】 BADBADNOTGOOD

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Jazz。本ブログ的には<清浄機を被った男のモノクロのジャケットのアルバム>依頼の登場。わたしの記憶は曖昧だけど。私のキヲクはあてにならないが、その前作は「サンプリングされたJazzかのような音像を手仕事で演奏しとるやつ」という衣装だったきがするのだがいかがだろうか。答え合わせは各自ググっていただきたい。誤字がひどい。

  • Keys - Matthew Tavares
  • Bass - Chester Hansen
  • Drums - Alex Sowinski
  • Saxophone - Leland Whitty

さて本作もかなりHiphop寄りというかHiphopがどういう音楽かよくわからないままにイメージだけでHiphopにぐっと寄ったようなトラックは聞き飛ばしガチ。ロック寄りでミニマルで4←→5拍子でKing Crimsonの『Red』を赤黒くしたような『Confessions, Pt. II (feat. Colin Stetson)』、古風JazzRockでとても緊張感の高い表題曲『IV』、『Structure No.3』の終盤で突然荒ぶるリズム、あと『Cashmere』とかが聞き所。

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→第一印象:4.0(5点満点)

IV

IV

【Circle】 mille baisers

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Jazz。Jazz?なぜJazzカテゴリーかしらWoldじゃないかしらと思う、例のロマサガのアレンジアルバム【ラ・ロマンス】の・・・?と条件反射的なコメント言っていてなにかのデジャビリティを感じると、ついつい禁断のグーグルに手を出してしまったら、あ、このグループの前作を聞いていて、そしてまったく同じコメントを書いていて、詳しくはそちらを御覧ください本ブログの検索欄からぐぐっていただければと思いつつ、相変わらず条件反射で芸がないだなあと反省はしてない。ちな5拍子の表題曲『Circle』がよい。


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→第一印象:3.7(5点満点)


【Day to Day】 Sarathy Korwar ★オススメ★

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Jazz。はじめまして。Sarathy Korwarのリーダー作。

2曲め『Bismilah』からキラーチューン

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中盤からクラーベ風定形パーカッションが入ってくるので、そいつに耳を傾けるといい。俯瞰した外部から聴くといろいろな尺/リズム単位のパートが回る、よくある万華鏡型というかdiscipline型の音楽(よくある?あんまりないよ!)なんだけど、クラーベ風(5つ打ちじゃないので、たぶん、風)定形フレーズに耳を傾けると、自分が万華鏡の1ピースとなって周りがさまざまな周期でぐるぐると回っていく当事者になる。吸い込まれ感すごある。『Indefinite Leave to Remain』

アフリカインド中東など各種音楽的方言のテイストを取り入れながらしっかりJazzでありそこはかとなくブリティッシュ・・・単に、Soft Machineを思い出す感じのエレピとかが鳴ってるだけで英国っぽいなどというタイプです・・・『Indefinite Leave to Remain』は中期Soft Machineのミニマルな側面と初期Soft Machineの実験性を掛けあわせてアップデートしたような名演。全体的にはとても地味だけど耳を惹きつけられる謎の作品。

→第一印象:4.1(5点満点)

Day To Day

Day To Day

【Touch My Beloved's Thought】 Greg Ward

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Jazz。サックス奏者/作曲家Greg Wardのリーダー作。ライブ録音。

  • Greg Ward: alto saxophone, compositions
  • Tim Haldeman: tenor saxophone
  • Keefe Jackson: tenor saxophone, baritone saxophone
  • Ben LaMarGuy: cornet
  • Russ Johnson: trumpet
  • Norman Palm: trombone
  • Christopher Davis: bass trombone
  • Dennis Luxion: piano
  • Jason Roebke: bass
  • Marcus Evans: drums.

Charles Mingus風というか素朴なビバップ。ピアノの活躍が光る。あんまり真新しさはなさげ。ライブ録音だけど、J-Popのライブ盤にありがちないかにもほらライブだよー!という過剰でプレイの細部を台無しにする細部を聞かれたくないのかと勘ぐるくらいお邪魔な音響処理がいっさい入ってなくって、とても聴きやすい。13フンハンに及ぶ最終曲『Gather Round, The Revolution Is at Hand』はシンプルな定形フレーズを主題(後半は自由に展開する)にラージ/コンボ、作曲の単純/複雑、作曲/即興、登場楽器の組み合わせなどなど管球序破急ドラマチックに展開するラージ編成の醍醐味がつまった名演。

→第一印象:3.7(5点満点)

Touch My Beloved's Thought

Touch My Beloved's Thought

【Free Express-O Machine】 The Rose Vortex

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Jazz。

  • Warren Cuccurullo - guitars, vocals, piano, percussion
  • Azar Lawrence - tenor & soprano sax
  • Tommy Mars - electric piano, organ, synth
  • Alex Alessandroni - piano, synth
  • Doug Lunn - bass
  • Joe Travers - drums
  • with
  • Munyungo Jackson - percussion
  • Michael Hunter - trumpet
  • Rachel Sierra - vocals
  • Mayuto Correa - percussion

最初こそふんわりとした出だしだったものの、2曲めはロック全快に展開し、Rock的なリズムの提示とJazz的な即興性とがよい塩梅に配合/グラデーションされてたまらない。Rock+JazzでFusionになるとあたいは残念がりますが、本作はRock+JazzでJazz Rockのほうに出力されてあたいは興奮がります。もちろんプログレ要素もあり満足感の高い作品。

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→第一印象:4.0(5点満点)

Free Express-O Machine [Explicit]

Free Express-O Machine [Explicit]

【duo】 橋本一子

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Jazz。なんでやねん!ラーゼフォンのサントラがオールタイム・ベスト・オブ・サントラに燦然と輝くオールタイム・ベスト版の首謀者たる橋本一子の新作がでると前のめりになってたらまさかのボサノヴァでまえのめりすぎて山でコケ谷におちる気持ちです。つまり富士山から。

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→第一印象:2.0(5点満点)

duo

duo


【Into the Sky】 SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle

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J-Pop。おなじみ澤野弘之氏のソロ作品集。お馴染みすぎて、そして過去作含めてじっくり聴き込んでいないのもあって、まいどおなじみのおなじみなおなじみだなあとお馴染みの感想を漏らします。Verse/Chorusがバシっと切り替わっても地続き・統一感があり聴きやすい。一般的なJ-Popも、まるで別曲のようなAメロとサビをBメロで強引に接着する超絶技巧も面白いのだけど、そちらが多数派なので飽きちゃう面を補ってくれるSONZAI。

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→第一印象:3.5(5点満点)

Into the Sky

Into the Sky

A-beeA-bee

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J-Pop/テクノ。はじめまして。フィルターの感じとか、すこしレトロ感がある。

→第一印象:2.0(5点満点)


【ダブル】 空気公団

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J-Pop。動のクラムボンあれば静の空気公団あり、と、爆発的ヒットはしないもののメジャー舞台で生き残り活動を続けているグループ空気公団の最新作。試行錯誤と戦いを挑み続ける前者と、マイペースで歩み続ける後者の。個人の嗜み枠。

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→第一印象:3.3(5点満点)

ダブル

ダブル


【ShowTime】 チリヌルヲワカ

J-Pop。GO!GO!7188の後継バンド、チリヌルヲワカの最新作。GO!GO!7188の後継にしてGO!GO!7188からの変化を、進化と肯定的に受け入れられるか否かという意味では後者になってしまい、かつてに3人によって生み出された音楽が好きだったんだなあと噛みしめるために聞いているかんいなめなみあるところあるかもしれない。

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→第一印象:2.0(5点満点)

ShowTime

ShowTime

【WE】 家入レオ


J-Pop。家入レオさんの、記憶が正しければアルバム3作品目。過去、肩の力抜いていろんな音楽やってみたらいいんだけどなあ、みたいな感想を漏らしていた気がする家入レオさんが、実際に肩の力抜いていろんな音楽やってみたアルバムが本作で、そしたらそれはそれで、やっぱり強張った作風のほうがよかったかも?と遅疑な逡巡に陥ってきたナウ。いよいよ次回作で化ける期待感がむくむくしてきました。

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→第一印象:3.4(5点満点)

WE

WE

We

We


【California Here I Come】 Bill Evans

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Jazz。個人的なたしなみ枠。

  • Bill Evans - piano
  • Eddie Gómez - bass
  • Philly Joe Jones - drums

初期とも晩年とも違う、軽快というか躁状態というか爽やかでカラっとしたBill Evans。こういうのも好きです。メンバー2人としっくりきておらず、ひとりで頑張ってる風にも聴こえますが、そういうのも含めて。

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ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード・セッション’67(カリフォルニア、ヒア・アイ・カム)

ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード・セッション’67(カリフォルニア、ヒア・アイ・カム)

【Miles In Europe】 Miles Davis

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Jazz。個人的なたしなみ枠。

名盤、というか有名盤というか、比較的メジャーなアルバムの再発盤。+1とか+2とか未発表テイクを追加した再発とはちょっと異なっていて、テオ・マセロによってカット編集された部分がノーカット版として収録されている珍しいタイプ。内訳は以下のとおり、

「枯葉」と「ジョシュア」が約2分、「オール・オブ・ユー」が約3分、それぞれ短くなっている。なお編集によって短縮されたのは(略)。ここで整理すると、今回のCD化では、ボーナス・トラックとして「アイ・ソート・アバウト・ユー」が追加、さらに上記3曲が編集前のバージョンに差し替えられ、最終的に当日の演奏順に並べられた。

原盤をめっちゃ聴きこんだ人にはふおおおこんな編集されていたのかあという驚きがあるんだろうなああたいめっちゃ聴きこんだ人じゃないからわからないなあクリムゾンやマグマくらい聴き込んでいればふおおおってなったんだろうなあと想像でゆっている。特にクリムゾンは学生時分のお金は無いが時間があるときにすさまじく聴いた反面、マイルスは働きに出てお金はあるけど時間がない自分にがつがつ買ったので、幸不幸功罪リメットデメトッリ表裏レロレロ

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最後まで読んでいただいてありがとうございまンジャーネ!!