怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

放送大学が楽しい「21世紀メディア論#07」

放送大学が楽しいので、ますます平日労働したくないのですが。

先日土日+本日月曜お休みだったのですが、放送大学をBGMにだらだらしていたら、すっかり放送大学のファンになりつつあります。だって大学だから。「放送高校」だったらほとんど常識の範囲に入ってしまうだろうけど、ここは大学なのでたいていの講義が新鮮なのであります。語学や福祉関連は飛ばしちゃうけれど、歴史、社会学、科学全般はついつい耳を傾けつつだらだらしていた三日間。

という感じの「ぴゃー」がしばしば。

本日「ぴゃー」となったのは、放送大学大学院「21世紀メディア論」。

インターネットの現象をはてブとかから観察してやんややんや考えたりしてるけど、こういうメディア論的な土台もなしにやんややんや考えても虚しさ募るばかりな昨今にうってつけな講義。

この講義を聞く直前にNHKクローズアップ現代」がこんな内容だったのでタイムリー。

遠隔操作ウィルスに感染したパソコンから犯行予告が書き込まれた事件。逮捕され、その後釈放された3人の男性と保護観察処分を受けた男子学生について、警察庁長官が「真犯人でない方を逮捕した可能性が高い」と謝罪に言及するなど、異例の事態になっている。警察のサイバー捜査の盲点をついた犯人とは一体どんな人物なのか。4人もの“誤認逮捕”を出した捜査のどこに問題があったのか。遠隔操作事件の波紋を緊急報告する。

http://nhk.jp/gendai/?g-20121023-3263

それを見ながらのツイートと言えば…

これはダサい!もっと衒学的に何か言ってやりたいじゃない!「21世紀にメディア論が抱える3つの課題群」で予告されていたように、今後は情報化社会におけるメディアと人のありかた的な話に展開するっつうんでもうたまらない。すでに第7回ってのがざんねんだけど、Vaio君のおまかせ・まる録画にぶっこむなどした。

f:id:fractured:20121022213447p:plain


以下、書籍・キーワードのメモ。普段の平日はこうやってノートつける余裕がございませんメイビー。

メディア論の系譜

  • 7
    • メディア論の系譜
    • 第2回の内容を受け、メディア社会を批判的にとらえつつ、能動的に実践に参画する、新しい時代に対応したメディア論の思想史的「系譜」をたどる。
    • 【キーワード】マス・コミュニケーション研究、トロント学派、カルチュラル・スタディーズ
    • 水越伸東京大学・教授)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H23/daigakuin/B/bunka/s_8940550.html

トロント学派

  • 汎メディア的世界観
  • 技術革新がもたらす人間、社会変化への注目
  • 言語中心主義への挑戦、ポピュラー文化への展開

カルチュラル・スタディーズ

  • 国労働者階級のメディア文化研究が起点
  • 質的実証研究、イデオロギー分析が中心
  • 文化と研究の政治性に照準

それぞれの特徴

(略)

21世紀にメディア論が抱える3つの課題群

  • 技術中心主義と社会構築主義の相克
  • 安定した人間像、社会観の崩壊
  • 日本的問題状況の困難