怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

2018/01に聴いた:Jungsu Choi Tiny Orkester/People In The Box/やなぎなぎ/SILENT SILEN/Dr. Ronnie Smith/Motek/ChouCho/藤田麻衣子/F.I.B JOURNAL MEETS 武田カオリ/Chris Dave And The Drumhedz/Klaus Paier & Asja Valcic/Wayne Escoffery/渕上舞

やめるやめる詐欺で2018年。ブログを続ければ続けるほどごいりょくが衰えてくのは気のせいかしら。ひとむかしまえは語彙という単語を知ってること自体が語彙ってたのにいまやボキャブラリーである。音楽レビューエントリーに見せかけたクソテキストの諸相。脳髄腐敗。その1月号。

凡例

  • 第一印象点はだいたい1.0(そっとじ)、2.0(いまいち)、2.5(ふつう)、3.0(よい)、4.0(とてもよい)、4.5(傑作)みたいなフィーリングです。×20するとBurrn!誌の点数感覚に類似です。
  • 文章中で突然個別楽曲に「点数」を言い出したら、10点:傑作、3点:かなりよい、1点:なかなかよい、0点:よい・ふつう・よくない・わるい・☓☓☓です。マレに「よい」を0.1点にするケースもあります。
  • オススメ印はシェフが気まぐれているとお考えください。

【La Grande Casa】 Formula 3

La Grande Casa

La Grande Casa

  • Formula 3
  • ワールド
  • ¥1528


'74年作品。Formula Tre自体初聞き。なんとなく「ふぉるむら・とれ」の名前だけ知っていたけれど、よく見るとフォーミュラ・スリーなんですね。プログレッシブ・ロックというよりダーク・フォークといった部類。ほかにはイカの作品を初聴きしたり音故知新したりしてました。プログレはいいぞ。


https://itunes.apple.com/jp/album/forse-le-lucciole-non-si-amano-piu/31609813?at=10lqt2


Picchio Dal Pozzo

Picchio Dal Pozzo

  • Picchio dal Pozzo
  • ロック
  • ¥1528



Cherry Five

Cherry Five


Il pozzo dei giganti

Il pozzo dei giganti


【Tschüss Jazz Era】 Jungsu Choi Tiny Orkester ★オススメ★

Tschüss Jazz Era

Tschüss Jazz Era

  • Jungsu Choi Tiny Orkester
  • ジャズ
  • ¥1681


Jazz。はじめましてかしら。端的にいって明るくなったM.D.K.を延々と聴いているような濃厚さがある。だがまってほしい、「AはBを延々と聴いているようだ」とたとえるとき、Bはコンパクチでインパクチな曲であることが普通だ。A=30分の曲に対し、濃厚なB=3分の曲を比較対象にするような。だからまってほしい、「M.D.K.を延々と聴いている」とはどういう状況なのか。M.D.K.とは何かご存知だろうか?「M.D.K.」でぐぐってもその答えは少なくても5ページの間にはヒットしなかった。M.D.K.と入力したときのサジェスチョンにも適切な検索ワードは提示されなかった。しかしわたしの脳を検索したところダントツトップで躍り出た。各自調べてほしい。ついでに申し上げるとM.D.K.とF.E.S.のいいとことわるいとこをいろいろ取って混ぜたような雰囲気があり、濃厚な密度に暑さと薄さ熱さと冷たさと情熱と発情のあいだが地雷と番犬である。=よい。あれあれこのフレーズは何か古典曲の借用っぽい?でも語尾の変化が古典曲とは違うからちょっとした引用かしら思いながら聴いてたら語尾の変化が古典曲通りになってやっぱり借用じゃないかなるほどなあと感心し、あとで曲名をチェックしたらモロ古典曲の題名が含まれていてよかったわー曲名でネタばれ食らう前に聴いてよかったわー曲名が内容のネタバレってパティーンまじ罠卍だからきをつけてほしいわ逆に曲名でネタをほのめかし/明示して聞き手にネタの天界を予想させて裏切るパティーン?そういうのは、けっこうです。けっこう。けっっこうとはYesなのかNoなのかもんだい。おまかせします。

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→第一印象:4.4(5点満点)

Tschüss Jazz Era

【Kodomo Rengou】 People In The Box ★オススメ★


J-Pop。一瞬の煌きだったnhhmbaseの後継的なポジ(ション)もしくはは誤解を恐れず言うとPicchio dal Pozzo枠として期待に答えてくれたりハグらかされたりなPeople In The Boxの新作。じわじわと知名度があがっていますか?そうでもないですか?プログレ性、nhhmbase性、Picchio dal Pozzo性どれをとってもフィーバー(じゃんけんぽん)はしていないけれど堅調な推移で、すなわちAIで生成できそうなテンプレテンプレポップスがJに氾濫するなか(根拠はない)各曲に必ずちょろっと以上たっぷり未満の創造性というかサムシングがインされていてよきカナ。People In The BoxをPicchio dal Pozzo枠とした真意と、招きうる誤解を考察せよ。

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→第一印象:4.4(5点満点)

Kodomo Rengou

【ナッテ】 やなぎなぎ


J-Pop。当ブログ的には4枚目でしょうか。やなぎなぎさん(以下Yさん)の新作。聴いた順番的にはCCさんの1週間後でイヤガオーでも対比せざるを得ないインガオホーみがあります。@@いろいろ比較して評価する@@。それはさておき、Yさんのアルバム作品は自作自演(だと思われる)テクノ系のしっとりめの楽曲と他作(だと思われる)派手めな楽曲が奇跡的なバランス/対比となって作家性と歌手性の両輪となって(ただし、両輪は同じ進行方向で回るものとする。よく○○政策と△△健全化は車輪の両輪トカユー喩えをきいて確かに両輪かもしれないけどそれ回る方向逆で超信地旋回ぐるぐるするだけで前進しないから!と疑念符奉るバイケースがあるじゃない?)推進力すごい語彙。派手なオケーストレーションや、たむらぱんみのある感じの人との共演などちょっと迷いかけているシーンはご愛嬌の範囲。後者はwyolic型の構造でむしろプラスな面なきにしもズラ。これはいかにもROUND TABLEないかにもですぞ!(違うかもしれない)な曲はいかにもROUND TABLEないかにもクオリティがよい最高ではないけれど。本作の白眉神は@@の間奏から大サビへの展開でリズミカルなトリックを使ってるギミック?ギミック使ってる?トリック?と急にテンションあがってくるのよき。

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→第一印象:4.4(5点満点)

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【GIRLS POWER】SILENT SILEN

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J-Pop。かわいいやったー。いや、いいなおそうか。はいかわいい。はいかわいい。女声かわいいだけで正義なのにバンドとしての安定感も増し最近に至ってはケレン味だからシズル感だかしらんけどそういう素材本来のアジが旨味が凝縮で口の中でとろけるバコやーみたいな彦麻呂がMUTEKI状態でケレン味だからシズル感だかしらんけどそういう素材本来のアジが旨味が凝縮で口の中でとろけるバコだけどかわいくない女声の存在が当ブログからぜんぶ吹っ飛んでしまうから止めて差し上げろ止めないでください差し上げます二次元のショーバイロック三次元のサイレントサイレンでおなじみSilent Sirenの新作。はいかわいい方面でもケレン味だからシズル感だかしらんけどそういう素材本来のアジが旨味が凝縮で口の中でとろけるバコ方面でもやや尖ったところに欠くやや落ち着いたややがあります。とある曲に鋭いインスト構造がありメガくらんだもののギターソロの前置きとしてものの5秒で終わってしまいちがうだろーそこ全盛期のDream Theaterならフレーズからフレーズを錬成して7分のインストパートを建設するところだろーちがうだろーと思わず○してしまった。チラ見えチラ見せ文化の本邦とはいえモノノ5秒は短し帯によいではないかよくなくないではないか?さいきん「別に@@でよくないか」という言い回しをよく見かけるのですがそれもポルノグラフィからの影響ですか?

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→第一印象:4.0(5点満点)


【All in My Mind (Live)】 Dr. Ronnie Smith

https://itunes.apple.com/jp/album/all-in-my-mind-live/1314785167?at=10lqt2


Jazz。ハモンド仙人ロニー・スミスのりー駄作。ご、ごめん。リーダー作。Jazzオルガンチャレンジはかつてのむかしにトライしたもののあまりしっくりこなかったのが記憶。ハモンドキース・エマーソンのロックスタイルが至高という結論が記憶。エマーソン氏~あの世から帰ってきてくれ氏ーという記憶。本作もキビキビ盛り上がるところではモリモリきびあがるものの構造的な面白さには欠けたりムなバではあくびしかでなかったりとやや満足感に欠ける印象。冒頭曲はさすがの冒頭曲で、マイルスやウェインの「そういう時期の曲」を真面目に取り上げた演奏にハズれなしの法則がまたひとつ実例された恒例として記憶されるであろう。わたしいがいわたしじゃないわたしいがいのサムワン蟹。

  • Dr. Ronnie Smith(hammond B-3)
  • Jonathan Kreisberg(g)
  • Johnathan Blake(ds)

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→第一印象:3.3(5点満点)



【Alteration (The Motek Acoustic Edition)】 Motek


Jazz。はじめましてかしら。何に惹かれて本作を「今週のプレイリスト」に入れなたのかちょっとよくわからなくなったところ。清涼感の強いアコースティックでそれなりの殺気性でイマ的なベースの振る舞いなど、非減点要素はおさえられているけれど決定的な加点要素は特にないというあれ。MotekをMetekiと見間違えたのかな?ミー。

  • Kurt Soldi(tp)
  • Alain von Ritter(key)
  • Jean Pierre Dix(b)
  • Tobias Hunziker(ds)
  • DJ Little Maze(turntables)

→第一印象:3.0(5点満点)

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【color of time】 ChouCho

color of time

color of time


J-Pop。ChouChoさんの新作です。何ヶ月か前ChouChouさんの新作をChouChoさんの新作と勘違いノータイムゲッツしてマネー伊豆ノーリターンでしたが今回こそはChouChoさんの新作です。まぎわらしいので今後(2018/01/18 16:20以降に書かれたテキスト:順不同)ではCCさんCCuさんと呼称することにしました。過去作は特定コンテンツにタイアップした「強力な曲」をきら星ちりばめて合間を適当に埋めるみたいな作風できら星の威力頼みなアルバムとしては古き&良き&悪しきJ-Pop体からの転向。いやじつは転向じゃないのかもしれないけど、すくなくてもわたしは前作以降CCuさんのシングル作を意図・偶然的にしゃっとだうんしていたので、そういうあれこれ。というわけで「強力な曲」がほぼなくなった反面アルバムとしてスジやシンが通った作風に。スジガネが入ったのは歓迎なんだけどやっぱり強力な曲がないとさみしんんだよなあとアンディーヴァレンスる。最近のアニソン界隈アルバムでは「オープニングはぐっとつかみ、以降の前半はぐだぐだし、終盤で盛り返す」展開が多くそのぐだぐだした無駄な曲にかけた制作費を後半の曲に投入してよいミュージシャンを呼んだりストリングスを生演奏にしたりして密度の高いミニアルバムにしてくれよーでもそうすると収録曲数が稼げなくってミニアルバム扱いで単価も稼げなくてショーバイショーバイアガッタリネガッタリだから無理っつう相談なもんよ察しでつらみアルバム商品に対して「収録時間あたりの単価」なんてきにしてないですからむかしむかしはちょっとした小遣いを握りしめて中古CDショップで吟味に吟味を重ねて渾身の想いで願いで1枚のアルバムを買ってたころは収録時間が短いとちょっと損した気持ちになったりもしましたしCDのデータ面を見て収録時間を分単位まで当てる特殊能力も身につけましたがそういう平均点が高いが強力な曲のない高水準なアルバム(本作)よりしょーもない曲に目をつぶれば強力な部分が光るアルバム(例:プチミレ)のほうが大げさに言うと愛おしいみたいな気持ちになるんだなあみつをだけに。

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→第一印象:3.9(5点満点)

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【思い続ければ】 藤田麻衣子


J-Pop。何かのアニメ番組のOP(オープニング)かED(勃起障害)で馴れ初めて二度目ましてもやっぱり何かのOPかEDかで爾来アニソン系のシンガーとして認識しておりましたがどちらかと言うと裏西野カナというか女声バックナンバーというかジップとかおお様のボランチとかで普通に紹介され(ジップもブランチも見てないのでつゆ知らいのですが)てもおかしくないメインストリーム性能が高く掴みどころがないというと嘘であり現象面では掴みどころなくても音楽面では実に掴みやすくそういう意味では対象的に現象面でも音楽面で掴みどころがないエメさんの顔がいや顔は知らないので字面が思い浮かばれる藤田麻衣子さんの最新作。当ブログ執筆陣いちどう創作物における単純な役割を演じるだけのキャラクターはダイの苦手で主人公でも敵役でも脇役でも記号性が強すぎて役割に特化しすぎたキャラクターがでてくるとウンザリウンジャマラミーゲンナリゲンナマホシー(謝罪と賠償的な意味で)さきほど前評判の良かったBeatlesの1話を見たのですがめくるめく記号性の連続でおえってなってこの先どんなSF的醍醐味が待っていようとちょっと無理ゲってなった次第ハクメイとミコチでまったりしよ……。つまり逆に音楽面では(アルバム単位で)単一の役割をとことん演じている記号性の高い作品がこのみで、本作、あるいは藤田さんはそういうゾーンノブストライクに典型するという話。すこ。

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→第一印象:4.0(5点満点)

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【多様性に住み DAYS 365, STANDING ON THE CORNER】 F.I.B JOURNAL MEETS 武田カオリ

多様性に住み DAYS 365, STANDING ON THE CORNER

多様性に住み DAYS 365, STANDING ON THE CORNER

  • F.I.B JOURNAL MEETS 武田カオリ
  • ジャズ
  • ¥1528


J-Pop。はじめまして。渋めのおじさまとふんわりめの女声がやんわり絡み合いながらスローなジャズファンクじみた構造/サウンドが展開する。アートアンサンブルオブなにがしinフランスとまでいうと大げさだけどダウナーで細部に霊が宿る音楽でJazzとして聴くと物足りなさがあるけれどJ-Popとして聴くとヴェリー丁寧で高品質ですこよりのあり。

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→第一印象:3.7(5点満点)

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【Chris Dave and the Drumhedz】 Chris Dave And The Drumhedz

https://itunes.apple.com/jp/album/chris-dave-and-the-drumhedz/1319572463?at=10lqt2


Jazz。ドラマー、クリス・デイヴとドラムヘッヅたち……。新進気鋭のドラマーたちが大集合してお互いの技を競い合う……。ときには互いにフレーズをぶつけ合い駆け引きし、ポリメトリックのポリリズムのぽりっぽりのぽりぽりなドラム舞台がめくるめくエクスなんとかを繰り広げる……。みせつけてやるんだ、ほんもののマルチドラムがマルチ生体脳である必然性を……キング・クリムゾンに……!!!!と期待せども期待せどもほとんどドラムは1本公正で……え、ドラムヘッヅたちはどこへ行った……?声担当ヘッヅとかはたくさんいるのに肝心のドラムヘッヅたちがデてこないんですが……?と大量の疑問符My踊るTireヒラメの竜宮Joke。消えたヘッヅたちをよそにほぼシングル構成ですすむドラミングですが控えめながらここはおなじみ5連系だやったとか幼稚園児がてきとーに叩いているようにしか聞こえなくもないけれど論理的に狙って再現性のある形式で叩いているんだろうなあこのノリは独特だよなみたいな不思議空間もありつつまいど多用する割に伝わってるきがしないcentipedeの一種としての多幸感は大いにあります。起用されるラップ担い手や歌い手もモダンスタイルで心地よくておけまるみある。

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→第一印象:4.0(5点満点)

Chris Dave And The Drumhedz [Explicit]

【Cinema Scenes (with Stefan Gfrerrer & Roman Werni)】 Klaus Paier & Asja Valcic

Cinema Scenes (with Stefan Gfrerrer & Roman Werni)

Cinema Scenes (with Stefan Gfrerrer & Roman Werni)

  • Klaus Paier & Asja Valcic
  • ジャズ
  • ¥1681


Jazz。はじめましてかしら。とてもスパニッシュなやつ。ただスパニッシュなムードでムーディーズするだけなら無用の長物であります。スパニッシュなムードとはいわば縛りプレイだ。メロディやハーモニーやリズムを一定のフレームに縛るから。ここで賢明なYouは考えるだろうこいつJ-Popんときは「音楽性がとっちらかって辛いから統一してほしい。J-Popはメタリカが1枚のアルバムでメタルとバラードとレゲーとラップとドラムンベースとEDMとフォークとズールと詩の朗読をやってるようなあれがある」みたいなこと言ってるのに今度は「ただスパニッシュなムードでムーディーズするだけなら無用の長物であります。スパニッシュなムードとはいわば縛りプレイだ。メロディやハーモニーやリズムを一定のフレームに縛るから」とはいったいなにごとだ日本のインターネットシーンにおいて誕生から現在まですべての過去ログを通じた一貫性のないやつは数年前のつぶやきと今の呟きがちょっとでも矛盾すれば炎上の刑に処す?処す?なコレクトネスな日本のインターネットシーンにおいてそんなこと許されると思ってるわけ?wwwwww思ってるわけないよなあ!とだがまってほしいいろいろいいわけさせてほしい、なぜJ-Popんときは「音楽性がとっちらかって辛いから統一してほしい。J-Popはメタリカが1枚のアルバムでメタルとバラードとレゲーとラップとドラムンベースとEDMとフォークとズールと詩の朗読をやってるようなあれがある」みたいなこと言ってるのに今度は「ただスパニッシュなムードでムーディーズするだけなら無用の長物であります。スパニッシュなムードとはいわば縛りプレイだ。メロディやハーモニーやリズムを一定のフレームに縛るから」と言って憚らないのか。そのいいわけをさせてほしい。一貫性がないのではなく、そういう問題じゃないということをこれから説明させてほしい。違う視点からとらえることによってJ-Popんときは「音楽性がとっちらかって辛いから統一してほしい。J-Popはメタリカが1枚のアルバムでメタルとバラードとレゲーとラップとドラムンベースとEDMとフォークとズールと詩の朗読をやってるようなあれがある」みたいなこと言ってるのに今度は「ただスパニッシュなムードでムーディーズするだけなら無用の長物であります。スパニッシュなムードとはいわば縛りプレイだ。メロディやハーモニーやリズムを一定のフレームに縛るから」といった矛盾した言動が簡単な価値観からそれぞれ導かれ成立しうることを説明させてほしい。その上で、本作は良作であるという結論に至らせていただきたい。

  • Klaus Paier / accordion, bandoneon
  • Asja Valcic / cello
  • Stefan Gfrerrer / bass
  • Roman Werni / drums & percussion

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→第一印象:4.0(5点満点)

Cinema Scenes

【Vortex】 Wayne Escoffery

Vortex

Vortex

  • Wayne Escoffery
  • ジャズ
  • ¥1528


Jazz。はじめましてかしら。オッソドクースなテナー(たぶん。そして時々ソプラノ。たぶん)カルテット編成。なんか2000年台初頭のJazzシーンみたいな空気感でわんちゃんなつかしみさまである。'70年代までのビバップマイルスフリーモードなどアコースティック時代の酸いも甘いもを踏まえ'80年代からのヒュージョンなど電気時代を経由してコンテンポラリー化したアコースティックが煮詰まってきた2000年台初頭かっちょよくいうとゼロ年代諸島のわんちゃんふいんきなぜかへんかんできなさみがたかいまであるしおすし△つつモロコルットレーン(ルとレは激しい巻き舌で)な曲ではハイブリッド感のないモロコルトッレーン(ルやレは激しい巻き舌な)リスペクティブでスピード感まで当時のままというかM.ブレッカー氏登場前の世界観を再現していて竹であるすこ△。

Wayne Escoffery(ts), David Kikoski(p), Ugonna Okegwo(b), Ralph Peterson Jr.(ds)

Special guests: Jeremy Pelt(tp-M8), Kush Abadey(ds-M5,8), Jaquelene Acevedo(perc-M4,5,6)

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→第一印象:4.2(5点満点)

Vortex

【HALSHURA(ハルシュラ)】 Schroeder-Headz


J-Pop。インスト系J-Popシーンといえば14年頃までにイカしたミュージシャンとぽろぽろ初めましてして期待が膨らんだものの15,16年頃ノキナみspazkが進み激しく幻滅し17年はもう諦めたみたいな近年です。Schroeder-Headzも字面的にはじめましてじゃなくてそういうシーンのあれなきがするのですが過去を省みないのた信条の当ブログですから過去ログの検索はいたしかねます。さて本作はピアノ主体のインストでなんといいますか最近のインストJ-Popシーンにありがちすぎるあれで「活動を通じでだんだん良くなっている」と評価している観点で「もし活動を通じてだんだん悪くなったら」と想像した産物がごとく度し難し。ざくっりいうとPops編曲した『Islands』がずーっと続いている感じで「普通なよい曲」(「普通に良い曲」よりやや良さみ浅い)がずらりなんですが良い曲には可愛い女声をあてるのがベストでありっていってるそばから女声ゲストがあてられてる曲が入っていやたしかにそれはベストなんだけどインストミュージシャンとしてのエンデンテテーが喪失しませんかするかしないかは自由ですがひとたびボーカルを入れてしまうと他の曲が相対的に「ボーカル抜き」扱いすなわちカラオケに聞こえてしまう現象もまたあるあるなり。Jインストシーンでは上原ひろみさん桑原あいさんといったグランド達人が君臨しておりグランド達人は良い曲の良さがグレートなだけではなくアドリブもまた極めており作曲と即興の両輪がちゃんと同一方向に回って馬力も速度もアメージングでやや後塵を拝しがちだが十分強いjzやhzがいたりという価値観の直線上spazkは完全にマイナスディスティネーション。

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→第一印象:1.5(5点満点)

【Fly High Myway!】 渕上舞

Fly High Myway!

Fly High Myway!

  • 渕上 舞
  • アニメ
  • ¥2139


J-Pop。当ブログではなにげに高評価がちだった3人組グループTRIDENTの渕上舞さんがソロアルバムをだしたようです件。TRIDENT路線を継承しつつエレクトリックダンスまで至らない塩梅の絶妙なテクノミュージックで、声優家業の人がアーティスト活動として最初のアルバムが謎のキャラクター性とアルバムの流れから浮いたシングル(だと思われる)曲とアルバム曲数をかせぐためのしょーもない曲がてきとーに詰め込まれてだだすべってゆく事例が多発する昨今、堅実な滑り出しておいたんもほっこり(合法)。ともったやさきに突然ホイッスルピーポーとか鳴り出してこらこらそういうとこ!そういうこと!とズッコケ三四郎三郎二郎瞬間着火ファイヤーったまた次の曲で何事もなかったかのように元のトーンに戻ってずっこけた三四郎である。また別の場面でさっきほど猛烈じゃないけれど陽気に変化するところがあって、そういうのうまく並べて緩衝していただければと思いました。

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→第一印象:3.9(5点満点)

Fly High Myway!

【That's Another Story_Less Track Version for Digital Delivery】 toe


とくにないです。

[asin:B078LTXCJ1:image:large]


ソンジャーネ