怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

2015年10月に聴いた(2):菊地雅章/Omar Sosa/NETWORKS/Splatoon/Matthew Shipp/Sidony Box & Gianluca Petrella/David Benoit Trio/Jacob Garchik/John Zorn/Scott DuBois/富樫雅彦/川上さとみ/片倉真由子/Sphere/System 7/SPECIAL OTHERS/akisai/新田恵海/chouchou merged syrups./Nautilus

11月その2。3週間ぶんなのでちょっと多め。ちょっと多めなので、普段はプレイリスト順なのを、今回はオススメのやつを前に持ってきました。

  • 【エンド・フォー・ザ・ビギニング】 菊地雅章 ★オススメ★
  • 【Jog】 Omar Sosa & Joo Kraus ★オススメ★
  • 【Dynamic Nature】 NETWORKS ★オススメ★
  • Splatoon ORIGINAL SOUNDTRACK -Splatune-】 V.A. ★オススメ★
  • 【The Conduct of Jazz】 Matthew Shipp
  • 【Here Comes a New Challenger】 Sidony Box & Gianluca Petrella
  • 【Believe】 David Benoit Trio featuring Jane Monheit
  • 【Ye Olde】 Jacob Garchik
  • 【Inferno (feat. John Medeski, Matt Hollenberg, Kenny Grohowski)】 John Zorn
  • 【Winter Light (feat. Gebhard Ullmann, Thomas Morgan & Kresten Osgood)】 Scott DuBois
  • 【ポエジー富樫雅彦
  • 【Ballerina】 川上さとみ
  • 【The Echoes of Three】 片倉真由子
  • 【Live In Osaka !!】 Sphere
  • 【X-Port】 System 7
  • 【WINDOW】 SPECIAL OTHERS
  • 【images】 akisai
  • EMUSIC新田恵海
  • 【Round and Round】 みとせのりこ
  • 【yesterday, 12 films later.】 chouchou merged syrups.
  • 【Nautiloid Matter】 Nautilus

第一印象点はだいたい1.0(そっとじ)、2.0(いまいち)、2.5(ふつう)、3.0(よい)、4.0(とてもよい)、4.5(傑作)みたいなフィーリングです。


【エンド・フォー・ザ・ビギニング】 菊地雅章

itun.es


Jazz。

2015年7月7日に他界したジャズ・ピアニスト、菊地雅章の追悼再発。1973年3月、菊地の渡米前夜に行われた東京ビクター・スタジオでの公開レコーディング。「驟雨」や「銀界」などの名曲を堪能できる貴重なセッション。

http://www.billboard-japan.com/goods/detail/501488

菊地雅章の作品は例の神作品【ススト】のみしか聴いておらず、こういう追悼の流れでiTunesの「新作」にあがってきたのをきっかけに聴いてみます。

『驟雨』はゆったりとしたベースリフを土台にもやもやと立ち込めた雰囲気。Soft Machineならそろそろ管楽器がテーマを吹く頃ころだけど・・・まだかな・・・と思っているところで遅れがちながら想像通りのすてきなテーマが合奏される。本当は、Miles DavisWayne Shorter『Footprints』などにルーツを求めるべきなのかもだけど、ぼくらプログレ厨はSoft Machineだから。中期(3rdから7thくらいまで)Soft Machineのキーボード枠(Mike Ratledge/Karl Jenkins)がアコースティックだったら?と想像&対比して聴きたい。

打って変わってた自由な即興演奏『銀界』を挟んで、『賞賛と嫌悪』はファイナルファンタジーが始まったのかという派手なイントロ&鋭いテーマからモード風の熱い曲。バラード曲『ベル』を挟んで最終曲『グリーン・ダンス』のメインリフは一瞬『Wish You Ware Here』のあれに聞こえたり。

全体的に大好物です。

www.youtube.com

https://itunes.apple.com/jp/album/end-for-the-beginning/id1040956070?uo=4&at=10lqt2


→第一印象:4.5(5点満点)★オススメ★


【Jog】 Omar Sosa & Joo Kraus

itun.es

Jazz。はじめまして。

  • Joo Kraus (tp)
  • Omar Sosa (piano, key)
  • Gustavo Ovalles(perc)

最近流行りの電子寄り/ヒップホップ寄りのJazzデスヨネーって聴き始めたら、4曲目『Muevete en D』でジョーヒサイシもびっくりなメロディック&アコースティック曲が登場してジョーヒサイシもびっくり。『Wood Soul』もエレピの前半からアコピの後半へと異常なる盛り上がりをみせる快演。その後は、生演奏のスリリングさを重視した展開が続く。ゆったりとした曲でも緊張感が高くてすばらしい。

www.youtube.com

→第一印象:4.3(5点満点)★オススメ★

Jog

Jog

  • Omar Sosa & Joo Kraus
  • ジャズ
  • ¥1681

【Dynamic Nature】 NETWORKS

https://itun.es/jp/YuPh-

J-Pop。キーボード、ギター、ドラムによる3人組のインスト系バンド、NETWORKSの新作。スペシャルなアザーズをスリムでミニマルでキレが良く機転が利き緩急の差が大きくドラマチックにしたような音楽。別にスペシャルさんが冗長で余分でとろくてぬるくてだるいと言っているわけじゃないです((と言っているわけじゃないとはいっていない)といってはいない(真顔))()。

1曲目『Yas-rahGi』のギターが多重録音もしくはルーパーによる演奏でフレーズを重ねてひとり二役(フリップ&ブリュー)する豊かな表情と、(3+3+3+3+2)&(2×7)でごりごり押す『Gyoq』は快演。惜しむらくは(3+3+3+3+2)&(2×8)とかでフレーズが回り込んでずれ込んでいくようなあと一工夫が欲しいところ。『Sizq』では((2×7)×2=28)&(3×8+4=28)というあ荒業が聞けて前言撤回。よいよい。

音楽の喜びが全面に出すぎていてちょっとイラっとするところはあります。笑。

www.youtube.com

→第一印象:4.2(5点満点)★オススメ★

Dynamic Nature

Dynamic Nature

Amazon

https://itunes.apple.com/jp/album/dynamic-nature/id1042191666?uo=4&at=10lqt2

Splatoon ORIGINAL SOUNDTRACK -Splatune-】 V.A.

サウンドトラック。Nintendo Wii Uのゲーム[スプラトゥーン]のサウンドトラック。イカのゲームです。イカゲーのためにスーパーファミコン以来のゲームハードを買い、ずっとはまっております。

  • 率直に言うと、ゲームサントラでこんなにアゲアゲになるのは【F-Zero GX/AX】以来。F-Zeroの音楽は実質SEGAなのでNintendo扱いするのはやや宗教論争になりそうですが。
  • やりこんだゲームの音楽って、なにかトラウマビリティエイブルティブネスを刺激されてちょっと暗黒物質が放出されがち。人間から放出された暗黒物質は宇宙を満たし、宇宙のエネルギーの2割をしめている。QBが利用しようとするのも納得であります。
  • ゲーム内の架空のミュージシャンによるミニアルバムのコンピレーションのような体裁になっている。各アルバムの架空のライナーノーツのそれっぽさは見どころ。各アルバムのジャケットも付属していて、スーパーユーロビート感に暗黒物質が出たり、ドイツ/ソ連っぽさに癒やされたりする。
  • シオカラ節』はゲーム内で流れた時の猛烈な盛り上がりを思い出す。個人的に一番好きなのはABXYの『Friends List』で、社員中にコンビニ散歩などするときにもっぱら脳内に流している。(それまで長らくその地位にあったのは『Impressions』もしくは脳内限定自分オリジナル曲のジェネレイト)
  • 本サントラオリジナルの『元祖正調塩辛節』の謎めいた郷愁に涙目になり、最終トラックはローディングのBGMで、「よし、ゲームに戻るぞ!」と奮い立つ。

イカゲーまじ神ゲー。ウデマエはSに上がったりA帯に落ちたりしつつ、A帯が身の丈に合う(いろんなブキやプレイスタイルを試せる)程度のイカですが、ID「autochan」(おうとちゃん)でフレンド随時募集中です。ラフな感じでタッグマッチとかしてみたいです。イジョウ、よろしくー。

www.youtube.com

www.youtube.com

→第一印象:4.5(5点満点)★オススメ★

[asin:B014HZSPI2:detail]

【The Conduct of Jazz】 Matthew Shipp

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Jazz。はじめまして。ピアニストMatthew Shippのトリオ作品。

  • Matthew Shipp- piano
  • Newman Taylor Baker - drums
  • Michael Bisio - bass

エリック・ドルフィーのような一癖二癖あるモダンジャズから前衛・フリー・ジャズを幅広く往復する感じ。演奏もスリリングで文句ありません。これぞ老舗かつ気鋭のアコースティックジャズって具合。

vimeo.com

→第一印象:4.2(5点満点)


The Conduct of Jazz

The Conduct of Jazz

  • Thirsty Ear Recordings
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The Conduct of Jazz

The Conduct of Jazz

  • Matthew Shipp Trio
  • ジャズ
  • ¥1681

【Here Comes a New Challenger】 Sidony Box & Gianluca Petrella

https://itun.es/jp/h0uh-itun.es

Jazz。はじめまして。1曲目こそ雰囲気重視のゆるいフィージョンかしらとすこしげんなりしかけたものの(Radio Editとか曲名ついてるからコマーシャルようの観測気球かな)、2曲目から突如エンジンがかかり暴れてる時期の'70年代のインプロテイクかという変容に驚き。要するにベースがジョン・ウェットンじみていてインプロをぐいぐい押し上げている。かっこよい。ジョンがウェットンしないテイクもじわりじわりともりあがっていく展開が「King Crimson projeKctシリーズが本当はこうなったらよかったのに」妄想が捗ってよい。

http://www.sidonybox.com/#!music/c1ppgwww.sidonybox.com

www.youtube.com

→第一印象:4.3(5点満点)

[asin:B015LXXXK4:detail]
https://itunes.apple.com/jp/album/here-comes-a-new-challenger/id1042107655?uo=4&at=10lqt2

【Believe】 David Benoit Trio featuring Jane Monheit

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Jazz。ピアニストDavid Benoitのトリオ作(ゲストボーカルJane Monheit)のクリスマスアルバム。どうせムーディーにやるならとことんエンターテイメントしないとね!とさすがの陽気な外人のテンションである。クリスマスソングあり合唱団を率いたピースフルなナンバーありトリオの軽快な演奏あり。軽やか。

www.youtube.com

→第一印象:3.7(5点満点)

[asin:B016955X9M:detail]

https://itunes.apple.com/jp/album/believe-feat.-jane-monheit/id1046536711?uo=4&at=10lqt2


【Ye Olde】 Jacob Garchik

Jazz。はじめまして。トランペット奏者Jacob Garchikのリーダー作。

  • Jacob Garchik: trombone, alto horn, tenor horn;
  • Mary Halvorson: guitar;
  • Brandon Seabrook: guitar;
  • Jonathan Goldberger: guitar, baritone guitar;
  • Vinnie Sperrazza: drums.

Jazzカテゴリーでのリリースですが、かなりロックより。プログレッシブ・ロックに近いテイスト。歪んだトリプルギターがそれぞれの曲にそれぞれの個性を出している。ジョン・ゾーン先生や、マイク・パットン将軍の(ロック寄りの)音楽が好きな人に向いているかもしれない。渋い7拍子『The Lady of Duck Island』がよい曲。


www.youtube.com

→第一印象:3.9(5点満点)

Ye Olde

Ye Olde

  • Yestereve
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Ye Olde

Ye Olde

  • Jacob Garchik
  • ジャズ
  • ¥2139

【Inferno (feat. John Medeski, Matt Hollenberg, Kenny Grohowski)】 John Zorn

Jazz。お馴染みJohn Zorn先生製作総指揮(演奏はしない)によるロック系バンド。

  • Kenny Grohowski - batterie
  • Matt Hollenberg - guitare
  • John Medeski - orgue

ミクスチャーと宣伝されながらも、たしかにカクテルではあるが、アルバム一枚カシオレを飲まされるようなきっついミクスチャーが蔓延る中、John Zornは何かを土台にしていろいろ混ぜ込むのが巧みすぎる・・・みたいなことを、前のJohn Zorn先生作品でも言ったきがします。が、繰り返します。こちらはメタルを土台に、Jazz/即興/ミニマルなどなどを金剛でーす。ただ、本作は表題曲『Inferno』以外は比較的メタル成分多めです。

また、John Zornのロック・トリオ作品を聴くたびに、人数を倍にしてダブルトリオにしたら、理想の'90年代King Crimsonになるんだなあにんげんだものと妄想が捗ります。

www.youtube.com

→第一印象:3.8(5点満点)

[asin:B014M9YV68:detail]
https://itunes.apple.com/jp/album/inferno-feat.-john-medeski/id1035011909?uo=4&at=10lqt2

【Winter Light (feat. Gebhard Ullmann, Thomas Morgan & Kresten Osgood)】 Scott DuBois

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Jazz。はじめまして。ギタリストScott DuBoisのリーダー作。

  • Scott DuBois / guitar
  • Gebhard Ullmann / tenor saxophone & bass clarinet
  • Thomas Morgan / bass
  • Kresten Osgood / drums

『In a silent way』のような美しげな1曲目から、ぐつぐつ煮立ったような2曲目、なんたらかんたら。曲名がすべて自然の情景をあらわしているだけあって、なんか自然ぽいかんじです。なんか。ゆっくりと時が流れていると思ったら急に嵐が来たりじわじわと暑くなったり急に冷えたり動物たちの営みが営まれたり、そーんな即興中心の音楽。プログレ学的には海洋地形学に属する音楽。そーんな題名がついてなければこーんんあ感想にはなっていないだろうと思いながら。

www.youtube.com

→第一印象:4.2(5点満点)


[asin:B015SXCTDO:detail]


【ポエジー富樫雅彦

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Jazz。

菊地雅章富樫雅彦の対峙により生まれたカッティング・エッジな時間芸術作品。「アップル」「ゲット・マジック・アゲイン」「アスピレーション」他を収録した1971年録音盤。

http://www.billboard-japan.com/goods/detail/232590

ドラム(パーカッション)&ピアノ(+ベースもいるみたい)による即興記録。「(たぶん)完全な即興音楽」と「ノイズ音楽」とどう向き合うかを対比しながらあれこれなにか言いたい気分ではありますが、ぱっと頭出しだけし。

  • ノイズ音楽はノイズが鳴るのでメロディ/ハーモニーは存在しない代わりに、電子機器の発振や人間の打点により微細なリズムが聞き取れる。(Jazz型?)即興音楽は、リズム/メロディ/ハーモニーともに既存の音楽から自由になろう自由になろうと努力するゆえに高度な即興は現代音楽と区別がつかないというか、枠組みにとらわれないとはいえクラシックの楽器(特にピアノ)を使用する以上、メロディ・ハーモニーは生まれざるを得ない。以下略

-

→第一印象:3.2(5点満点)

https://itunes.apple.com/jp/album/poesy/id1040895047?uo=4&at=10lqt2

【Ballerina】 川上さとみ

Jazz。Jazzピアニスト川上さとみのリーダー作。

  • 川上さとみ(p)
  • 小杉敏(b)
  • 田鹿雅裕(ds)

バレリーナ」という題名通りというかなんというか、ピアノが優雅でメロウなプレイで魅了するのをベースとドラムが自己主張せず黙々とサポートするタイプ。私としてはトリオなら3人がぐいぐいバトルするタイプの音楽が好きなので、ちょっとの物足りなさがあります。

→第一印象:3.5(5点満点)

[asin:B01635X88G:detail]

Ballerina

Ballerina

  • 川上さとみ
  • ジャズ
  • ¥2139


【The Echoes of Three】 片倉真由子

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Jazz。はじめまして。Jazzピアニスト片倉真由子のトリオ作品。

  • 片倉真由子 (piano,producer)
  • 中村恭士 (bass)
  • カーマン・イントーレ (drums)

オーソドックスめでムーディーよりなピアノトリオ。そこはさすがの日本人女性ジャズピアニスト(日本人おっさんの以下略)、随所にピリピリとするインタープレイが繰り広げられる。即興セッション『At The Studio』のただならぬテンション、ショーター作『Pinocchio』の高速化アレンがすばらしい。

→第一印象:3.8(5点満点)

The Echoes of Three

The Echoes of Three

  • 片倉真由子
  • ジャズ
  • ¥2037

【Live In Osaka !!】 Sphere

Jazz。Sphereといってもあっちではありません。山中千尋さん率いるJazzコンボです。

  • 山中 千尋 Chihiro Yamanaka (PIANO,KEYBOARD)
  • DANA ROTH(ELECTRIC BASS)
  • KAREN TEPERBERG(DRUMS)
http://www.catfish-records.jp/product/20194

レギュラースタジオ作品とちがって実験や革新や野望や冒険めいたことは控えめでリラックスしたセッション。山中氏がシンセを引きまくる『Evidence』がお気に入り。

→第一印象:3.6(5点満点)

ライヴ・イン・大阪!!

ライヴ・イン・大阪!!

Amazon
https://itunes.apple.com/jp/album/live-in-osaka!!-live-at-billboard/id1043437880?uo=4&at=10lqt2

【X-Port】 System 7

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プログレ。System 7の最新作。たまたまiTunesで(普段はチェックしていない)エレクトニックジャンルをタップしていなかったら気づかなかったです。AmazonにもiTunesにも「プログレ」ジャンルは当然ないから。プログレのリリースは「ロック」だったり「オルタナティブ」だったり「ジャズ」だったり稀に「ワールド」だったりあちこちのジャンルにひっそり登場するので見逃しがち。System 7もそのひとつ。宇宙でゴングを打ち鳴らしたSteve Hillageのユニットだから。

短いイントロから続く2曲目のカラクリは、まさにNothing's Carved In Stoneの『Out of Control』をテクノ化した構造でいきなり興奮がカムチャッカファイヤーせざるおえない。そのまま着火は延焼しつづけるダンサブルな作品。終始シリアルで変な陽気さや下品さがないのが好みであるです。

▼Chic Psychedelic

www.youtube.com

▼Nothing's Carved In Stone 『Out of Control (short ver.)』

www.youtube.com


→第一印象:4.0(5点満点)

X-Port

X-Port

  • WAKYO Records
Amazon
X-Port

X-Port

  • System 7
  • エレクトロニック
  • ¥1528


【WINDOW】 SPECIAL OTHERS

J-Pop。インストバンドSPECIAL OTHERS。本ブログで、レビュー対象の比較として(名前を挙げずに)ディスられる音楽性/音楽家の大半はSPECIAL OTHERSだったりします。ひどいときはSPECIAL OTHERSへの文句だけしか書いていないレビューもあったりします。断片的なそれらをまとめるたらドイヒーなことになりそう。SPECIAL OTHERSは、アルバム【Good morning】で知った時はおもしろいおもしろいと絶賛気味だったのが、時を刻むにつれ飽きてきて、いつの間にかヘイトの対象にさえなってきて今に至るというイキサツ。そのヘイトは妄想の中で膨らんだ虚像なんじゃないかという疑いがあるので、本作を買い、聴いて確認しようと思った次第。

→第一印象:0.5(5点満点)

[asin:B01629V6V4:detail]

【images】 akisai

itun.es

J−Pop。「音響と映像によるパフォーマンスを見せる2人組ユニット、akisaiのセカンドアルバム」ですって。アコースティック系の音色も多用した耳障りのいいBGM系のテクノ。ちょっと調子に乗ってる系ゲームクリエイターが満を持して送り込んだゲームのBGMだとおもうとしっくりくる。いい意味で。だって、ちょっと調子に乗ってる系ゲームクリエイターが満を持して送り込んだゲームのBGMっていい感じなことが多いじゃない。ちょっと調子に乗ってるだけに。

soundcloud.com

→第一印象:3.7(5点満点)

[asin:B0159LSWIQ:detail]
https://itunes.apple.com/jp/album/images/id1039425435?uo=4&at=10lqt2

EMUSIC新田恵海

itun.es

J-Pop。はじめまして。声優で歌手の新田恵海さんのソロアルバム。役者としても歌手としても新田恵海さんのことをほとんど知らなかったりしたので何も期待せずきいたところ、これはなかなかよいものでした。三森すずこさんを彷彿とさせるマッチョな歌い方がとてもここちよい。あとは、個別楽曲を自分が気に入るかどうかの勝負になるわけですが・・・それは三森さんに軍配かなあ、キラーな曲はこれといってないかも。と、後半に入り、三森さんじみた『WONDER! SHUTTER LOVE』移行、佳曲が続いていてとてもいい。

www.youtube.com

→第一印象:3.5(5点満点)

EMUSIC

EMUSIC

【Round and Round】 みとせのりこ

J-Pop。はじめまして。歌手のみとせのりこさんのアルバム。

水晶硝子の唄声と称される歌姫・みとせのりこをヴォーカルに、ヴァイオリン=壷井彰久、ギター=太田光宏、ベース=Dani、キーボード=佐藤真也、ドラムス=諏訪昌孝と、技巧も音楽の魂もアソビゴコロも兼ね備えた精鋭メンバーによる「みとせのりこソロバンド」

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00Q9T7AC2/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00Q9T7AC2&linkCode=as2&tag=fracturedsite-22:title"

もっぱらひたすらあざといまでにファンタジー系に染まった音楽で、つまり必然的に3拍子成分が高くなる。いいですよね、4拍子が98%とかを占めるJ-Popにおいて、5や7は贅沢だとしても3の比率が高くなれば我慢できますから。で、『薔薇殺しのカーミラ』では定番中の定番6+5の交互拍子がでてきてヤったぜタェちゃん。メロトロン音まで登場して気分はANEKDOTEN

新田恵海の後に聴くと、じゃっかん音質(マスタリング?)の粗さが気になります。せっかくのヴァイオリンなんだからもっと全面に出てきもらってもよいのよ。

www.youtube.com

→第一印象:3.6(5点満点)

[asin:B00Q9T7AC2:detail]

【yesterday, 12 films later.】 chouchou merged syrups.

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J-Pop。日本のバンドchouchou merged syrups.のメジャー1stアルバム。テロテロペロリンとした音色&フレーズを紡ぐスタイルの、まるで凛として時雨を女体化したようなバンド。私にとって凛として時雨の唯一のマイナスポイントである「ボーカルが男声」が解消された。これは完璧じゃないか。もっとも、時雨のボーカル氏はペニスギンギン感が全然ないのであまり男性として意識することはないのですが。時雨氏に比べてプログレ成分は薄めで、そのぶんかなりポップ。時雨氏をベースにしたボカロ世代の創造物といった印象。期待のバンドです。

www.youtube.com

→第一印象:3.7(5点満点)

yesterday, 12 films later.

yesterday, 12 films later.

  • chouchou merged syrups.
  • ロック
  • ¥1681

【Nautiloid Matter】 Nautilus

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J-Pop。

  • 佐々木俊之(ds)
  • 梅沢茂樹(bs)
  • 竹内大輔(key)

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ファンクバンドだそうです。無骨でローファイな感じは嫌いじゃないです。ram jam world(後期)などもすこし思い出します。エレピがのんびりリフを刻んだりする箇所はわたくしがヘイトをためている某インストバンドが頭をよぎってイラっとする場面があるのが難点ですが、アドリブをやるときはやってくれるので忘れ去ることができます。

www.youtube.com

→第一印象:3.2(5点満点)

Nautiloid Matter

Nautiloid Matter

  • アーティスト:Nautilus
  • Palette Sounds
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【Trifolium】 m:a.ture

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【Time Is Of The Essence】 Michael Brecker

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【18 -MORE-】 鈴木このみ

【An Australian Jazz Anthology】 Alan Lee

[asin:B015SAHVAI:detail]

イカ、ソんじゃーねええ