怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

2月前半に聴いたやつ:Chris Potter and Underground Orchestra/Vijay Iyer Trio/悠木碧/Soft Machine/新垣隆 吉田隆一/Troyka/小西 智之/Jose James/Brian Blade & The Fellowship Band/fhana/Zhenya Strigalev/Rick Wakeman/PIKA☆/CICADA/スフィア/原田ひとみ/澤野弘之

2月前半にゲットした音源は豊作です。第一印象4点台の大安売り。1点(不快)、2点(いまいち)、2.5点(ふつう)、3点(よい)、3.5点(けっこうよい)、4.0(かなりよい)、4.5(傑作)くらいの感覚でつけてます。反面、2月後半は、お察しください><

  • 【Imaginary Cities】Chris Potter and Underground Orchestra ★おすすめ★
  • 【Break Stuff】Vijay Iyer Trio ★おすすめ★
  • 【イシュメル】悠木碧 ★おすすめ★
  • 【Switzerland 1974】Soft Machine
  • 【N/Y】新垣隆 吉田隆一
  • 【Ornithophobia】Troyka
  • 【ENDROLL】小西 智之
  • 【Yesterday I Had the Blues (The Music of Billie Holiday)】Jose James
  • 【Landmarks】Brian Blade & The Fellowship Band
  • 【Outside of Melancholy】fhana ★おすすめ★
  • 【Robin Goodie】Zhenya Strigalev
  • 【The Cost of Living】Rick Wakeman
  • 【龍の棲家】PIKA☆ ★おすすめ★
  • 【Bedroom】CICADA
  • sphere】スフィア
  • 【glanzend】原田ひとみ
  • 【澤野弘之 BEST OF VOCAL WORKS [nZk]】Mika Kobayashi

Pick Up

【Imaginary Cities】Chris Potter and Underground Orchestra

サックス奏者、クリス・ポッターが「Underground Orchestra」編成で吹き込んだアルバム。

Chris Potterが、Underground Orchestra名義で発表した「Imaginary Cities」。
メンバーは、彼のUnderground quartetに、ヴィブラフォン、ベース2本、弦楽四重奏を加えた総勢11名。

これはよいものができあがりました。2月前半はこればっかり聞いていたと言っても過言ではない。クラシカルな作曲 VS 20世紀室内楽的な作曲はたまた20世紀ミニマルなやつまで、エロチック弦楽、大勢アンサンブルとスモールコンボの対比、作曲と即興、長大な組曲と予想を裏切る展開、変拍子プログレ厨垂涎の超大作。


Chris Potter Underground Orchestra - Imaginary Cities (Album EPK) - YouTube

ご覧のように、最後に再生した日が入っていないくらい長い間聞いていない【Sketches of Spain】だけど、今なら好きになれそう。そんなアルバム。

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→第一印象:4.7(5点満点)

Imaginary Cities

Imaginary Cities

Imaginary Cities

Imaginary Cities

  • Chris Potter & Underground Orchestra
  • Jazz
  • ¥1600


【Break Stuff】Vijay Iyer Trio

インド系アメリカ人ピアニストVijay Iyerのトリオ最新作。ECMレーベルから。あいも変わらずの超絶書法で書かれた曲を超絶技法で難なくこなしていく頭のお菓子な曲のオンパレード。って前回Avishai Cohenの作品と同じ謳い文句。Avishai Cohenが変拍子を組み立てていくタイプなら、Vijay Iyerは微細なポリリズムを積み上げていくタイプ。*1

本作は、ECMレーベルでの録音ということもあってか、過去作(といってもまだまだ網羅的に追いかけては居ないので数点です)に比べて、内省的な雰囲気。コンマ1秒、1拍の何連分割の単位まで聴き応えしかない曲・演奏がずらり。Avishai Cohenの時に作曲性が強すぎてもっとピアノストの即興が聴きたいという一欠片の不満もこちらで大解消。


VIJAY IYER TRIO: Break Stuff (Album EPK) - YouTube

→第一印象:4.6(5点満点)

Break Stuff

Break Stuff

Break Stuff

Break Stuff

【イシュメル】悠木碧

声優で歌手の悠木碧さんの1stフルアルバム。

J-ポップスといえば総再生時間の95%は4拍子(アルバムに1曲3拍子があるかないか)じゃないですか。その点、【イシュメル】はそれが逆転しているかの如く奇数拍子だらけ。3を中心に5なんかも含まれちゃって、当たり前だと思っていた4拍子が逆にアクセントになるくらい。ライブの先行予約のチラシが同封されていましたが、本アルバムの曲はそういう具合にリズムが難局揃いで、演者といより観客の難易度が高いんじゃあないでしょうか。

先日、初めてオタクの棒を振るライブに行ってきて(関連:「NANA MIZUKI LIVE THEATER 2015 -ACOUSTIC-」行ってきた - 怪奇骨董たおやめぶりっこ)、そういう観点で聴くようになりました。音楽の偶奇にとらわれず自分の取りやすいタイミングの偶数で体幹を使って刻むのがよいかと。音楽と自分の拍の裏表が周期的に入れ替わるのも心地よいものであります。そんな中、ミニアルバム【メリバ】収録の『I Can Flay』やシンフォギアの立花響のキャラソンみたいな直感アッパーな曲が演奏されたら、【イシュメル】の高難易度との対比でさぞかしワッショイとなるでしょう。


悠木碧 アールデコラージュ ラミラージュ Music Video(short ver.) - YouTube

→第一印象:4.1(5点満点)

イシュメル

イシュメル

【Switzerland 1974】Soft Machine

イギリスのプログレ/ジャズ・ロックグループ Soft Machine の'74年ライブ音源。ギタリスト、アラン・ホールズワース在籍時の体制。

  • ROY BABBINGTON (electric bass)
  • ALLAN HOLDSWORTH (guitar)
  • KARL JENKINS (oboe, soprano sax, electric piano)
  • JOHN MARSHALL (drums)
  • MIKE RATLEDGE (electric piano, organ, synthesizer)
ソフト・マシーンのライヴCD+DVD『Switzerland 1974』が発売、トレーラー映像あり - amass

CD+DVDの2枚組で、DVDの音源がそのままCDに収録されている。DVDのみリリースだったら、ごにょごにょしてMP3化するのがごにょごにょなのでありがたいリリース形態であります。アラン・ホールズワースは在籍期間が短いので、こうやってがっつりステージがまるまる映像で見られるのはありがたや。演奏については手堅い内容。後期 Soft Machine は手堅い反面、ライブひとつひとつの個性が目立たないのは仕方あるまい。


Soft Machine - 'Switzerland 1974' Official Trailer - YouTube

→第一印象:3.7(5点満点)

Switzerland 1974

Switzerland 1974

【N/Y】新垣隆 吉田隆一

2014年に日本中の注目を浴びた作曲家/ピアニスト新垣隆と、ジャズ界きっての異才バリトンサックス奏者、吉田隆一がコンビを組んだアルバム。二人の共作やオリジナルを中心に、ガーシュイン、エリントン、東海林修、武満徹と偉大な作曲家の代表曲にも真っ向から挑戦した、エレガントかつエッジィな、オリジナリティ溢れる演奏を収録。

日本人演奏家がデュオで出すアルバムは駄作の法則が・・・くずれる・・・。新垣氏の現代音楽家ならではの多彩な響きから緊張感の高い即興までさまざまな音楽性を、バリバリとバリトンサックスがで絡んでいく様は揚げ玉ボンバーv( ̄Д ̄)v イエイ


新垣隆&吉田隆一DUO (即興演奏+ピアノソロ)吉田隆一blacksheep - YouTube


→第一印象:2.5(5点満点)

N/Y

N/Y

N/Y

N/Y

【Ornithophobia】Troyka

はじめまして。Amazon Musicジャズカテゴリーのニューリリースに入ってきたのを試聴して面白そうだから買ったシリーズ。

これは珍作。Jazzというよりプログレ、あるいは1990年台のTzadikレーベルから時代を超越して蘇ってきたような。要はへんちくりんなトーンでへんちくりんなリズムチェンジを執拗に繰り返してゆくスタイル。美狂乱とMats And Morganを交配させたような。で、誰なのよ、とググってみる。日本語の情報はなし。機械翻訳で。

トロイカはクリス·モンタギュー(ギターやループ)、ジョシュア·ブラックモア(ドラム)とキット·ダウンズ(臓器)は、その強烈なライブショー、ロンドンを拠点に3若い音楽家はホッキョクグマとポルティコカルテットの足のステップで従うように先端が熱くそれらを見てきましたと資本の肥沃なジャズシーンから爆発する次の若いバンドに​​なる。何の役割が事前に定義されていない熱性想像力を持つマルチテクスチャートリオ、エイフェックス·ツインの共有愛に触発継続的な対話で彼らの音楽の紆余曲折変異する、 iconclasticニューヨークのサックス奏者ティム·バーン、伝説スティーリー·ダンとビリー·コブハムのギタリストウェイン·クランツのブルース·ジャズ·ロック溝の角度の世界。 - See more at: http://www.kitdownes.com/Other-Projects/Troyka#sthash.BsrRsrYv.dpuf

Troyka - Other Projects - Kit Downes

お、おう。イギリス系か。さすがプログレの国。


TROYKA - RAREBIT (BalconyTV) - YouTube

→第一印象:4.0(5点満点)

Ornithophobia

Ornithophobia

Ornithophobia

Ornithophobia

  • Troyka
  • Jazz
  • ¥1350

【ENDROLL】小西 智之

初めまして。

25年にわたる活動の集大成としてインストアルバムを発表。映画のエンディングで流れるような作品集。打ち込みで自己完結の曲やプログレワールドミュージック、ディスコまで多種多様の12曲、どんな映画だったかイメージしながら聞いてみてください。

小西 智之 / ENDROLL - OTOTOY

ですって。「架空の映画のエンドロール」みたいなコンセプト・アルバムなのかしら、といまさらググったところ。「プログレ」という単語だけで条件反射でゲットしたワカチコワカチコ。言われてみれば確かに、「8bit/16bit時代ゲームのアレンジアルバム」からエンディングの曲を集めてみたように聞こえなくもない。「プログレ」に相当するのは10分の大作『Birth On Birth』で、めっちゃPink Floyd。風を吹かし嵐を呼ぶくらいおせっかいなフロイド。この曲だけまったくエンドロール感がない。うける。

→第一印象:3.3(5点満点)

ENDROLL

ENDROLL

ENDROLL

ENDROLL

【Yesterday I Had the Blues (The Music of Billie Holiday)】Jose James

ナウなヤングにバカウケなJazzミュージシャン、ホゼ・ジェイムズさんの最新作はビリー・ホリデイのトリビュート。楽器隊はJason Moran(ピアノ)、Eric Harland(ドラム)、John Patitucci(ベース)というスーパー戦隊。前回のエントリーにも書きましたが、宗教上の理由でジャズもクラシックも(かつてはJ-Popも)歌ものは忌避しておりますので、原曲との対比という観点では聞けなかったりしますし、歌の良さも酸いも甘いもよくわからないので、楽器隊のほうばかり注目して聴いています。スーパー戦隊は本当にスーパー。先月のGretchen Parlatoもそうだったけど、スーパーな人たちがボーカリストをサポートしてる時、そして合間の楽器タイムの異様な殺気はなんなんでしょう。


José James - Yesterday I Had The Blues (album trailer) - YouTube


→第一印象:4.0(5点満点)

イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース

イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース

  • アーティスト: ホセ・ジェイムズ,ジェイソン・モラン,ジョン・パティトゥッチ,エリック・ハーランド
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2015/02/04
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログ (2件) を見る

【Landmarks】Brian Blade & The Fellowship Band

はじめまして。iTnesジャズカテゴリーのニューリリースに入ってきたのを試聴して面白そうだから買ったシリーズ。草食系で紳士的で物静かなトーンに包まれており、また、今っぽさには欠けるものの、曲の構成やバラエティや演奏の緊張感はなかなか心地よいもので、なにげに愛聴していた。


Brian Blade and The Fellowship Band (Live) at Chicago Music Exchange - YouTube


→第一印象:3.9(5点満点)

Landmarks

Landmarks

Landmarks

Landmarks


【Robin Goodie】Zhenya Strigalev

はじめまして。Amazon Musicジャズカテゴリーのニューリリースに入ってきたのを試聴して面白そうだから買ったシリーズ。

飄々としていて、乾いたリズムが心地よく、捻くれていながらオーネット・コールマンほどでもなく、英国ジャズ/ロックにも似た絶妙な味付けが新鮮で美味しい。後半、何かの曲の再生中に必ずiPod Taouchのミュージックアプリをクラッシュするのが玉に瑕。謎。


'Robin Goodie' by Zhenya Strigalev's Smiling Organizm - [Official Promo Video] - YouTube


→第一印象:4.0(5点満点)

Robin Goodie

Robin Goodie

Robin Goodie

Robin Goodie

  • Zhenya Strigalev
  • Jazz
  • ¥1500

【The Cost of Living】Rick Wakeman

iTuneas Storeのロックカテゴリーに「プログレ名盤」なるコーナーを発見し、ん?んんんん?なんだこの奇妙なラインナップは?とクビを傾げつつ、聴いたことのなかったやつから本作を聴いてみたら、ん?んんんん?なんだこの珍作は?Rick Wakemanでなぜこれをチョイスした?とクビがもげてしまったところ。『Shakespeare Run』のようにリックのリックらしいシーンもなきにしもあらずだけど、全体的には'80年代商業音楽トーンできびしい。プログレ厨が一番苦手なゾーン。

【ヘンリー八世の六人の妻】などオーソドックスな名盤があるのだから、そちらをおすすめしていただきたいところです。

→第一印象:2.0(5点満点)

The Cost of Living

The Cost of Living

The Cost of Living

The Cost of Living

  • Rick Wakeman
  • Pop
  • ¥1600


【龍の棲家】PIKA☆

あふりらんぽ」解散後のPIKA☆初のスタジオレコーディング・アルバムが遂に完成。(略)バンドメンバーにはPIKA☆のギター、ボーカルにチェロ・坂本弘道、ベース•ナスノミツル、ドラムス•山本達久を加え、さらにゲスト・ミュージシャンとして、ドラム演奏で参加する大友良英ROVO勝井祐二Acid Mothers Temple河端一Sachiko M石橋英子七尾旅人佐藤良成、アートユニット生意気のDavid Duval-Smith 、スチールパンのトンチ、シタール奏者ミナクマリ、そして元あふりらんぽのパートナーであるオニこと現•佐伯真有美など、総勢18名の豪華な面々を迎え

よだれだばあああああ。アングラオールスターズ。旧枢軸国(あ、イタリアは分かんないす)にしか出せないサイケ感、旧大日本帝国にしか出せない童歌感。常夏。小さいころの夏休みを振り替えるという意味で。スタイリッシュじゃないNATSUMEN。去年のVampilliaに匹敵するインパクトで登場です。


PIKA☆ 『龍の棲家』 MV - YouTube

→第一印象:4.3(5点満点)

龍の棲家

龍の棲家

【Bedroom】CICADA

初めまして。CICADAさんのアルバム。ちょっぴりWyolicaに思い出す、可愛げな声でアダルトでシティなポップを歌う歌い手。カラっとしてちょっと神経質なリズムと、統一感を失わない範囲でバラエティ豊かな鍵盤系音色の変化で飽きが来ない。よいBGMに。


→第一印象:3.3(5点満点)

BED ROOM

BED ROOM

sphere】スフィア

声優で歌手な4人組ユニット、スフィアのベスト盤。ファン投票による選曲だそうで。私は《HIGH POWERED》や《虹色の約束》などが好きです。


Shinryaku! Ika Musume ( The Squid Girl ) Opening High Powered by Sphere - YouTube

sphere

sphere

sphere

sphere

  • スフィア
  • Anime
  • ¥2100

【glanzend】原田ひとみ

声優で歌手でおっぱいな原田ひとみさんの1stアルバム。ほとんどが既発のゲームやアニメのテーマ曲ということもあり、ベストアルバム、オムニバスアルバムの体。1曲1曲は印象強くアルバムとして聴くには疲れてしまうのもやむを得まいといったところ。もし好きな音楽で好きなようにアルバムを創れるとしたら喜多村英梨さん的のようなダークなトーンになるのでしょうか。これはこれとして、次が楽しみです。

→第一印象:2.5(5点満点)

【澤野弘之 BEST OF VOCAL WORKS [nZk]】Mika Kobayashi

作曲家 澤野弘之さんのボーカル曲を集めたベスト盤。澤野弘之の名を鮮烈に意識したのはアニメ《進撃の巨人》、そして《キルラキル》の劇伴。挿入歌も音楽も他の人にはない強い個性を放っていて驚かされました。本作はそういうわけで「澤野節」をたっぷり味わえる好盤。ともすれば「梶浦由記節」のようにハマったり突然飽きたりしちゃうかもな危うさはあります。男子が歌う曲はトレント・レズナーNine Inch Nails)を日本人の情感に訴えるように再構築した印象。

https://www.youtube.com/watch?v=JhM71GFZCWQ

→第一印象:3.7(5点満点)

澤野弘之 BEST OF VOCAL WORKS[nZk]

澤野弘之 BEST OF VOCAL WORKS[nZk]

*1:NY系の人は一定時間(1拍や1小節)をなんかすごいセンスの割り方するタイプ、みたいなカテゴリ分けと言われています。誰かに。