たおやめぶりっこ的2012年秋季開始のアニメ感想(1)
たおやめぶりっこ/ますらおぶりっこがひとしきり終わりましたので、終わりたてのうちになんか書いとかないと永遠に書かないでしょうから。脳内ブログ方式につらつらやるので話は飛びまくるかと思われます。
感想第1弾として、以下の番組を取り上げます。
- 絶園のテンペスト〜THE CIVILIZATION BLASTER〜
- ヨルムンガンド PERFECT ORDER
- BTOOOM!
- Black Lagoon
絶園のテンペスト〜THE CIVILIZATION BLASTER〜
なんといってもOP曲『Spirit Inspiration』である。
▼Nothing's Carved In Stone 『Spirit Inspiration』
テレビ用に90秒に編集されたヤツがこの曲のおいしいところ凝縮されていて(かつ原曲をこう編集したのかと聞き比べて二度おいしい)よいのだけど、なんか権利者が動画の削除に積極的っぽい雰囲気でみつかりませんでした。残念。なにはともあれ、2012年秋期のOP/ED曲の中で群を抜いていい曲だなーと思ってNothing’s Carved In Stoneとは何者か?とぐぐりますよ。
2008年Nothing’s Carved In Stone始動。
http://www.ncis.jp/
生形真一が所属しているバンド、ELLEGARDENが2008年9月活動休止になったことをきっかけにセッションをしたいと思っていた、現・ストレイテナーのベーシスト、日向秀和に声をかけたのが結成のきっかけ。
WOW!
わたくし、末期ELLEGARDENを日本のKing of Pop、いな、God of Popと呼ぶくらい崇拝しています(8割本心+2割皮肉)ので、活動休止後の各メンバーの挙動は若干気になるところであります。で、このバンドが元ELLEGARDENの生形真一さん+元ZAZEN BOYSの日向秀和さん(現・ストレイテナーじゃないよ!)のタッグだと知って驚きであります。
※元ELLEGARDEN細美武士さんのthe HIATUSがアルバム1枚目、2枚目の迷走を経て3枚目《A World Of Pandemonium》でELLEGARDENとは別世界のゴッドになる流れを書き綴った脳内ブログが別途ありますので、わたくしの脳から直接読み取っていただければ幸いに存じます。
《Silver Sun》 Nothing’s Carved In Stone
というわけでNothing’s Carved In Stoneのアルバムを聴いてみました。

- アーティスト: Nothing's Carved In Stone
- 出版社/メーカー: ERJ
- 発売日: 2012/08/15
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どうしてもELLEGARDENの後光幻想がまぶしく目がくらみ、彼ら独自の特徴がかすんでしまい「ELLEGARDENマイナスアルファ」だなあと思いながらの鑑賞体験となってしまいました。町田のヤンキー(ヒナっちさん)のベースはトニー・レヴィンを思い出させるクネクネサウンドでよいものだなあと聴いているうちに7曲目『The Big Chill』ですよ!
やったー、5拍子キターー!!
これだけで、このアルバムは良アルバムで、このバンドは注目バンドです。プログレ厨ちょろい。まじめな話、「変拍子の音楽」を一生意識することなく死んでいく人ってリスナー/ミュージシャンともに結構いると思うんです。だから、変拍子音楽を体験していて、かつ自分たちの音楽表現に組み入れる人はそれだけで尊い存在なのです。11曲目《Pride》のイントロも6+6+4フレーズでいい感じです。
インディーズ時代に発表した過去3枚のアルバムはどうなんでしょうか?もし『The Big Chill』路線が強いのであるならばぜひ聞いてみたい。昔はそういう実験的な路線だったけれど、メジャーに場を移すにあたってELLEGARDENファン層へアピールするようにPOP化したって流れだとしたら期待できます。
トニー・レヴィンの名を引いて連想していた我等がKing Crimsonですが、「速い5拍子」って曲はないんですよね。ゆっくりなら『太陽と旋律パート2』とか『Indiscipline』とかですけど。雰囲気近いものってことで無理やり『Neurotica』をあげておきます。
▼King Crimson - Neurotica (Live)
話は変わりますけど、最近「5拍子の曲1曲で良アルバム確定」のパターンとしてAnnabelさんの《miniascape》がありました。

- アーティスト: Annabel,こだまさおり,畑亜貴,myu
- 出版社/メーカー: ランティス
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- メディア: CD
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1曲目『Sensonia』が憂鬱系5拍子のとてもよい曲でした。あーなんでこの曲は動画で視聴できないのやら。なぜかほかの曲はほとんどあがっているというのに!プログレ差別だわー。あー、おれ迫害されたわー。また迫害されたわー。
ヨルムンガンド PERFECT ORDER
なんつってもEDである。
暴力的に歪んだギターとピアノの組み合わせはアザといのであります!

ラテラリティ TVアニメ「ヨルムンガンドPERFECT ORDER」エンディングテーマ
- アーティスト: やなぎなぎ,藤田淳平
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/11/07
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で、サントラである。
ヨルムンガンド PERFECT ORDER オリジナルサウンドトラック

ヨルムンガンド PERFECT ORDER オリジナルサウンドトラック
- アーティスト: サントラ,岩崎琢
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/12/21
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2012年秋期ベスト音楽。劇中の戦争、内戦、テロの惨禍が繰り返される雰囲気をよくあらわした全体的に陰鬱な多国籍音楽。「多国籍ヒップホップインスト」とか言ったら不適切でしょうか。サムライチャンプルーのサントラシリーズを思い出したりしたので。
プログレ的は聴き所は、これといってないかも。とりあえず『Training』でも聴いて地中海方面に思いをはせましょうか。
▼Jormungand Perfect Order OST - Training [Track 06]
マウロ・パガーニが聞きたくなりますね!
▼Mauro Pagani 1978 01 Europa Minor

- アーティスト: マウロ・パガーニ
- 出版社/メーカー: ディスク・ユニオン
- 発売日: 2009/07/03
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岩崎琢さんは、2010年通期のベストサントラ(95%書き上げたブログ下書きを清書しないまま丸2年放置してあるので…そのうち載せる…かも…)であったベン・トー(TVアニメ「ベン・トー」サウンドトラック)に続いてべりーべりーぐっじょぶであります。
BTOOOM!
これもよいOP曲。
▼【ナノ Nano】「No pain, No game」 (Btooom! OP)
冒頭、この曲のキメ顔フレーズをささやきながらピアノがメロディ鳴らす演出がよいです。ナノってだれやねん、とぐぐっぐってみると、ニコニコ動画関連の人みたいですね。作曲者に「なんとかぴー」みたいな人が名を連ねているところから察するに、いまハヤリの「歌い手」出身ってことでしょうか。

- アーティスト: ナノ,nano
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2012/03/14
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ちょこっとYoutubeなどで視聴すると、曲にVOCALOID臭さが感じられないので興味深いです。あとで買って聴いてみます。
Black Lagoon
東京MXで、ヨルムンガンドの次にやっていた番組。
▼Red Fraction in Black Lagoon [High Quality]

- アーティスト: MELL,高瀬一矢,G.M.S.
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/06/14
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いいですね。そしてEDがまた個性的でたまらない。
▼Black Lagoon ending
はい、いいですね。バーバーのアダージョ風の楽想から最後になぞのドラム連打であります。このギャップ。
▼弦楽のためのアダージョ
とりあえずそんな感じで。
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