怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

ビュロー菊地チャンネル「ポップアナリーゼ−シーズン1−」(1)

菊地成孔などをフォローし、発言を真似すれば、自分も「わかっている」側にいられると考える浅ましさ。実際は、自分で何の価値判断もせずに、彼らの美学にフリーライド(タダ乗り)しているに過ぎない。

サブカル好きは日本の敵だ! ぶぶぶぶぶっ殺したくなる!!!!!

ささささーせん!><><><

でもトアル日に…


なる勢いでかっとなってビュロー菊地チャンネル(菊地成孔) - ニコニコチャンネル:音楽に登録してしまったので、目玉企画であるところの動画配信「ポップアナリーゼ」を見聞しているところ。現時点で2回まで配信されました。

配信のおおざっぱなポイントのメモ、関連動画、そこから勝手に何か言ったり言わなかったり。します。少なくても1回は。2回目以降はめんどくさくて脳内ブログで済ましてしまう可能性、ダイ。

「ポップアナリーゼ-シーズン1-」 第一回 <少女時代「GENIE」①>高画質版 音楽・サウンド/動画 - ニコニコ動画

分析の対象は少女時代の「GENIE」ですが、第1回はほとんど雑談でした。雑談の中で、いろいろな関連曲が語れれるのですが、一曲たりとも知らなかったので話しについて行けず、こりゃ、それらの曲をYoutubeで予習しなくちゃなるめーな、というところ。

GANGNAM STYLE」PSY

「あのひとあっち(米国)で売れちゃったでしょ」「ビッグバンがいる事務所の」「ビルボード2位になった」「お笑いだよね。コミカルポップ」「おもしろディスコ。ブレイクでギャグを言う」「このひとバークリー音楽院でている」


「PSY」なんてイケてる名前を聞いたらムキムキマッチョなラッパー風情が出てくるかと想像していたらギャップにびっくり。

「GENIE」「Gee」少女時代

「絶妙なタイミングで日本をいい感じにしてくれた」「名曲だというのは動かしがたい」「飛び抜けている」

これはとてもいいじゃないですか!とてもいい。

はてな反韓流的な空気を真に受けないまでも、その対象まで含めてスルーしてたのがもったない。なんどリピート再生しても今のところ飽きないし楽しい。日本のポップスとは明らかに構造が異なることも聞き取れる。新鮮。*1

「ポップチューンにモーダルが使用された」「ダンスチューンのモード使用例」

「ミスター」「ジャンピン」Kara /「ミスタータクシー」少女時代

「だいたいダンスチューンのコード進行は、ディスコ伝統でダイアトニックで動く」「トニックに対してはちゃんとドミナントがあって、V→IがあってIに解決する」「KARAの初期の曲みたいに」

なるほど古風。

「少女時代は圧倒的に曲がこってた。最初は。絶対ポップチューンとして普通のディスコみたくしない。うちらは格が違うんだというような高級感があって、ちゃんと楽曲構造の中にそれあった。それに一番近いのが、ミスタータクシー」「ミスタータクシーはイントロがすごくエレクトロ。内容がよしんばディスココード進行だけど。ダフトパンクとかエレクトロクラッシュなかんじがあるんだという押しがあってやっぱり高級だった」

な、なるほど…?ちょっとテクノ方面は疎いので…。

「Thriller」Michael Jackson

「その点、ジージーニーこの2曲はモード」「特にジーニーはよくできているか。奇跡の出来」

ジーニーのヘッドのメロディがMichaelジャクソンのバッド」

ほんとだ!

「Single Ladies」「Run The World (Girls)」Beyonce

「Single Ladiesはジージーニーのダブルオリジナル」「50秒くらいで、ジージーニーの共通するアイコンの動きがある」「BPMとベースラインがない点でジーニーと同じ」「ビヨンセのPVを見て、この感じでっていって2つの曲に別れていった感じがある。2人のコリオグラファーに。ジーにもジーニーにも見える。あの名曲2曲の基盤が入っている」*2

なにこれすごい。

「Into The New World」少女時代

ジーの前の曲。SPEEDっぽい」「すごいアクターズ感」「ビジネスモデル・カルチャーモデルをJ-POPに置いたか、USオーバーグラウンドに移行させたかの違い。仕掛け人がそれをやったという」

ほんとにSPEEDっぽい!島袋さん→今井さんにソロ歌唱を回していくっぷりも再現。この次が「ジー」と「ジーニー」だからその変化たるや。


「Kiss In The Dark」ピンクレディー

ピンクレディーアメリカ進出は「ジパング」の3年後のシングル「Kiss In The Dark」即ち絶頂期の直後に来る凋落(の予感)が全米デビューという策に向かわせることになるが、「Kiss In The Dark」は完全な対米仕様で、所謂ピンクレディーらしさは無く、媚態は功を奏さずに終わる。これは少女時代だと「THE BOYS」に相当する。

その後のJ-POPも繰り返した道、なのかな。逆の、倉木麻衣さんみたいに「全米デビュー」というニュースをひっさげて日本で売り出すパターンはあまり流行らなかった印象。


第2回目もはまた後日。

*1:このアチキが変拍子的な要素がない音楽を継続的に好きになるってことはないので、この好きさ加減は一時的なものだろうけれど、それでもナウ楽しい感覚に偽りはございませんぬ。

*2:「パクリ」かどうかは不明。そこはたいした問題じゃない。板書で補足あり