怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

「US」MariMari rhythmkiller machinegun

今日聴いた音楽。2000年、日本製。レトロビジョン、その4。

ストーリーとしては、http://d.hatena.ne.jp/fractured/20070720/1184954710の続き。パワフルじゃなくってむしろ儚い味のあるボーカリストはいかがというわけで、Nino の次に Marimari を。フィッシュマンズ茂木欣一による MariMari rhythmkiller machinegun の 1st アルバム。

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紹介。

もともとはMariMariフィッシュマンズとのコラボレイト・ユニットとしてスタートしたが、00年の「TTAGGG/Since Yesterday」より正式始動。メンバーはMariMariを中心に、元フィッシュマンズ茂木欣一東京スカパラダイスオーケストラ沖祐市ヒックスヴィルの木暮晋也、インヘイルの波多野恵二からなる。

http://music.goo.ne.jp/artist/ARTLISD1107421/index.html

まずは音源あげましたのでご視聴あれ。かわいさの Nino に対して、艶っぽさの Marimari といったところ。

個人的に、とある学生時分であった当時('95〜'98 頃)、表で流行っていたスピッツと、裏で流行っていたフィッシュマンズは、よく聴いていた FM ラジオ番組で強くプッシュされていてどっちも大の苦手でした。レゲエな感じもダブな感じも、ボーカルの声も歌詞も。

そんなフィッシュマンズ茂木欣一が手がけていると聞いて敬遠倦厭することなかれ。レゲエな感じもダブな感じもほとんど*1抜けた上で、落ち着いて浮遊的な彩りは健在でよいとこどり。「through my lips」の Pink Floyd 風味が異色。ここでいうフロイド風味ってのは、人声 SE の入れ方や「US AND THEM」の編曲・音響をさす。アルバムタイトルはこいつが由来なんじゃないかと思ってみたり。

Pink Floyd Us And Them (dailymotion)

たまりません。むしろ Pink Floyd がたまらん。

アルバムは美しい「through my lips」へ流れてゆく。最後は「after summer days」。NATSUMEN と手法は違えど、これは夏のせつなさをうたったアルバム。

お気に入り度:71

*1:どちらも一部垣間見える。個人的嗜好で申し訳ないがダブの音響はとても苦手。参照:http://jp.youtube.com/watch?v=wPz6lAa4y-I