怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

音大生なら聴いておきたい100曲

クラシックの話題は、語調も優雅にお送りいたしますわ。

音大生なら聴いておきたい100曲

インドポップも平均率?

今日の社会では英語が国際共通語としての地位をほぼ確立しています(それが良いことかどうかはともかく、現実問題として)。同じように、音楽の世界では、西洋近代のいわゆるクラシック音楽で使われる用語や概念が、そのままポピュラー音楽でも用いられたり、非西洋の音楽を理解するための補助手段として用いられたりします。クラシックの用語や概念は、音楽における事実上の国際共通語なのです。どんな分野であれ、音楽の専門家を目指そうとするのなら、クラシック音楽についての知識を確実なものにしておくことは有益であり、必要不可欠である、とさえいえます。

世界で同時多発的に発明されたものの、西洋人がさまざまな技法を極めた平均律の上に、われわれが耳にするポピュラー音楽がのっかている。ポップスの99.99%は平均律*1。そんなことが言いたいのかどうかは分からないけどね。

社員の癖です

ソーシャルブックマークサービスのホットなエントリーにここ数日間留まっているこの「100曲」リストには批判も多い。だけど、代案なき批判はただのノイズだ。どんなに音大出身者やクラシック愛好家がそれを述べようとも、ワイドショーのコメントである。みのもんたである。さっと関連とリーを見たところ(音大生なら聴いておきたい100曲 - ブログ深追い検索)、「自分ならこの100曲を選ぶ」という前向きな対案は見られなかったのが悲しい。

やるまえから言い逃れの言い訳

最近ちょうど、きまぐれでポピュラー音楽に混じってクラシック音楽について言及し始めたところなので、せっかくだから今後はこの「100曲」にリストアップされている曲に沿ってみたいと思う。

しかし悲しいことに、私はクラシック「初心者」です。かなり初心者。CDこそ数百枚(500枚を連想させる誇張)保持しているけど、どれもこれもスーパーとか書店とかで「3枚で1000円」みたいな叩き売りされてるヤツをしぶとくチェックしてかき集めたものですから。ちなみに、初級と中級・上級の違いは以下のように考えています。

  • ぜんぜんまったく演奏家や指揮者などにこだわっていない。→ 好きな演奏家・指揮者という観点で聞くようになれば中級者
  • 同じ曲を演奏家別/指揮者別に聴き比べたりしていない。→ 聞き比べて楽曲解釈や奏法に好き嫌いを持つようになったら中級者
  • アカデミックな知識(楽典)がまったくない。→勉強したら上級者
  • 楽器が弾けない/楽譜が読めない → 自ら演奏していれば上級者
  • コンサートも10年以上行ってない。→足しげく通っていれば上級者
  • オーディオ設備が月並み → 1メートル×万円するケーブルを買いだしたり、電源の違いで音が変わる様を実感しだしたら上級者(タモリ倶楽部知識)。
  • 帰宅部吹奏楽部男子をうらやましく思う
  • 駄目人間 → ピアノを優雅に弾く姿にラブぞっこん

そんな感じでごめんなさい。なるべく音源を捜してリンクするようにするので許してください。

では早速2曲

(92)ラフマニノフRachmaninov, Sergei 1873-1943/ピアノ協奏曲第2番 op.18

過去エントリー参照:たおやめぶりっこ - 「ピアノ協奏曲第2番ハ短調」ラフマニノフ

これはなぜ選ばれたんでしょうね。やっぱりハードロック様式美(イントロからの盛り上がり方とか、泣きのバラードとか)ですかね。

*1:1万曲に1曲インドの調律のポップスがあるか?というともっと.99...が続きそうでもある