怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

サムライチャンプルー

広大なインターネットには、いろいろな大陸や島やラピュタイースや海底鬼岩城があります。そんなインターネットのとあるちいさな島の、とある狭い「カイワイ」と呼ばれる界隈で、こんな動画がホットに上ってきました。ある日の出来事です。

HareHare Yukai - Idoling Full Version

私はこのある日、自己診断ヴィールス性胃腸炎の発症に苛まれ、コタツと雪隠(せっちん)を世話しなく往復しておりました。数時間におよぶ格闘の最中、テレビが喧騒を垂れ流しておりました。「アイドリング!!! 」3時間15分スペシャル!という番組です。

出席番号1番の21歳(プロフィールブログ)を除けば、18歳とか19歳とか18歳とか16歳とか19歳とか17歳とか14歳とか16歳とかって、もう未成年で烏合の衆じゃないかヽ(`Д´)ノ 昔やっていた似たような番組国仲涼子がひときわ輝いていた法則・・・というほど大袈裟じゃないな。なにわともあれ、エロっぽくない未成年のエレフェント・トークは耳が痛いんじゃあ。吉沢明歩天海麗みたいな具合でお願いします。

(-_-)あ

天海麗のブログが、サムライチャンプルーだ。

サムライチャンプルー - Wikipedia

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本作はフジテレビの深夜枠で2004年5月19日から2004年9月23日まで放送された。

カウボーイビバップ』の渡辺信一郎監督によるなんでもありの時代劇。例えばデパートやモデルといったカタカナ英語や、現代風な言葉使い、ボイスラップ、ヒューマンビートボックスが登場するなど設定は一見無茶苦茶である。だがこのギャップが逆に小気味良く、また単に考証がお座なりなのではなく「あえて狙ってやった」ことが理解できる者には、衝撃的なまでの斬新さを感じさせる有効な手段と成り得ている。

(中略)

そのどれもが見るものに強烈な印象を残し、同時期にオンエアしていたアニメや「サムライ〜」と冠が付けられたアニメとは明らかに一線を画していた。第一回の冒頭において、このこと自体が監督から視聴者へ宣言されている。曰く、「ガタガタ言うな。黙って見やがれ」だそうである。「侍」を新たな形で演出したことで海外でも、「NARUTO -ナルト-」とならび日本製アニメーションとして評価がされている。

まさに衝撃的なまでの斬新さに衝撃を受けた。でも、「気になった番組を見つけても放送日・時間がよほど覚えや少ない限りはいつも見逃してしまう」の法則によって、結局3回くらいしか見られませんでした。

音楽は監督が愛好するクラブミュージック。 前監督作品カウボーイビバップからの延長でSHAKKAZOMBIEのTsutchie、Fat JonNujabesFORCE OF NATUREなどヒップホップアーティストを多く起用。サントラでも確認できるように静謐なインストヒップホップが作品を彩った。

SO!音楽がまたアニメのBGMとしては斬新で印象に残り、結局番組は3回くらいしか見られなかったのに、サントラは4枚全部買ってしまいました。結局番組は3回くらいしか見られなかったけど、その中の1話で流れていた曲がとてもよくて、その曲に出会いたいという一途な思いから、結局番組は3回くらいしか見られなかったのに、サントラは4枚全部買ってしまいました。ある日の出来事ですよ。

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視聴ページ

m-floの人たちを唯一別格の例外として、それまで持っていた「ヒップホッパー」に対する悪いイメージを払拭してくれる好盤でした。人々がある文化圏に属する人を「a-boy」と呼んで蔑むように、「b-boy」に対して下みたいな印象を持っていた。


  • 「いかに俺がすごいか」ということだけをひたすらでかい声で主張する耳障りなやつら。
  • 「今に(音楽の)壁を壊してやる」ということを言いながらも、他ジャンルの音源をちょろちょろっとサンプリングした程度で、本質的にはどっぷり自分のジャンルに漬かっている。
  • 音楽番組にゲスト出演するときには、必ずソファーに過剰に深く腰掛けて過剰に足を開いて、過剰に無礼なやつら。そして、海外の大物ミュージシャンとちょっと交流をもつと、そのことを過剰に誇張して自慢する。
  • きっと「Hip Hop」が本来持っていた姿勢とはかけ離れた、画一的なファッションで排他的な雰囲気を醸すやつら。
  • 身内で闘争
  • ハマー。(M.C.ハマーとは別の人ですよ念のため)

そんな悪いイメージのヒップホッパーがここには一人も登場しない。だって、インストだから。これはとてもいいことだ。だって、悪いイメージのヒップホッパーがここには一人も登場しないから。トラックメーカーと呼ばれる人が、悪いヒップホッパーの束縛/制約から解放されて、音楽としてのトラックを洗練させようとする姿勢がここにある。これはとてもいいことだ。

このサントラに収録されているインストヒップホップは、悪いホッパーががなりたてる騒音からは想像できないような「静」の音楽。淡々としたループに、各ミュージシャンの能力を生かした素材が紡がれてゆく。P2Pの界隈にも、サンプリング素材ループ素材はごろごろ出回っているが、単に素材を大量に持っているだけでは良いトラックは作れない。プロの業物に敬意を表しつつ、静かに聞き入りたい。

アルバム「Playlist」をリアルタイムで買っていた人は、トリビアの泉で「No.191 江戸時代にスフィンクスの前で記念写真を取った武士がいる」(参考:幕末写真集/スフィンクスと侍-第二回遣欧使節団)を見ても驚かなくなるという副作用がございました。

まとめ


(つづく)