怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

「ELEVEN FIRE CRACKERS」ELLEGARDEN

今日聴いた音楽。新入荷。「ジェーポップ強化計画」16枚目。第一印象★★★★★」。2006年、日本製。

ELEVEN FIRE CRACKERS

ELEVEN FIRE CRACKERS

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ヒットチャートの頂からメイバンが降りてきた。ロックの威を借るポップの聖なる騎士は威風堂々と王座に就いたのだ。将にKing of Popの誕生である。

このPopの王は、この若さにして既に究極のマンネリズムに達している。小島麻由美の領域である。轟音とめどないマンネリにより臣民の平衡感覚を奪い洗脳を施す。しかもマンネリながらも穏やかな弧の航跡を描いて緩やかな変化することによって耐性を生ませない。巧みな人心掌握術である。

本能的なRockの衝動を完全にコントロールしているかのように見える王ではるが、ダーリンハニーの電チラのごとく「Fire Cracker」で一瞬だけまくろけっけの卑猥なロックがチラ見えする。チラリズムはトキメキのリズム。チラベルトはトキメキのベルト。このロックの欠片は決してパンテラではなく、あくまでもパンチラのリズム。もし彼らがロックをやろうと君子豹変したのなら、どんなレザーベルトでどんな白豚を殴ってどんなリズムを打ち鳴らすのだろうかと妄想せざるを得ない。電影少女がCRTディスプレイから飛び出してきたらどうしようと真剣にロールプレイングし心は常に竜王から救い出した姫と宿屋でぱふぱふするような超エモエロいアルバム。

聖夜の騎士が急速にPopの極北に到達したことにより、周囲の状況が激変し「ついに細見は突然歌えなくなるというところまでいってしまった。」とライナーノーツは語る。彼らがそこに見たものは「The Wall」だったのだろうか。姫のぱふぱふでも癒されないのだろうか。タミーのロールでもだめだろうか。少女椿が彼らに強いるは忍耐と服従。彼のシド・バレットはどのような存在なのだろうか。 − I wish you were here −

→動画:ELLEGARDEN - Salamander · Stage6

さて、具体的な音楽性とか感想とかはBlogを深追いするがいいさ。→ELEVEN FIRE CRACKERS - ブログ深追い検索