怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

「Operation: Mindcrime」Queensrÿche

有楽町のHMVで見かけて衝動買い。6000円也。'88年米国製。

Operation Mindcrime

Operation Mindcrime

アメリカのメタルバンド、クイーンズライチの最高傑作「Operation: Mindcrime」のデラックスボックス。

これは、ロックミュージックが生み出した「コンセプトアルバム」というやつの最高峰のひとつ。コンセプトアルバムとして何かと引き合いに出される作品はだいたい以下のようなもの。

これらの作品で一つ二つお気に入りがあれば、教養としてトライしましょう。

さて、ストーリーというと・・・主人公のチンピラであるところのニッキーが革命を叫ぶドクターX率いる悪の組織にヘロイン漬けにされて利用されたりシスター・メアリーと出会って救われたりしつつも悲劇に巻き込まれる。

(-_-)しょぼいストーリーです。

ストーリーはしょぼいのだけど、音楽は至高です。'70年代ハードロックから'90年代ヘヴィメタルに変遷する課程の一番美味しい瞬間。極超かつべたでべたべたなヘビメタ。'70年代HR好きにはいろいろなルーツを感じることが出来るし、'90年代HM好きもまたしかりなり。べたでべたべたに感じるのはこれが王道として定着したから。まさに歴史的な瞬間歴史的なアルバム。

今回のデラックス版は、Disc1:2003年発売のデジタル・リマスター盤仕様のCD+未発表ライブ音源2曲、Disx2:'90/11/15の完全再現ライブ音源にオマケDVDつき。「Operation: Mindcrime」を3倍堪能できます。

YouTube - Queensryche - Operation: Mindcrime

表題曲「Operation: Mindcrime」のクリップ。デラックス版のおまけDVDに収録。

今回Disc2にライブ音源がつきましたが、過去にも同様のCDが出ています。こちらは'91年のライブ。いったん「Operation: Mindcrime」にほれてしまうといろんな音源で何度聴いても新鮮なものです。

Operation: Livecrime (CD Only)

Operation: Livecrime (CD Only)

以下がサンプル。

ちなみに、デラックスじゃない旧式の普通版は980円です。

Operation: Mindcrime

Operation: Mindcrime

お気に入り度:89点(ストーリーのしょぼさで1点減点)

「Operation: Mindcrime II」Queensrÿche

2006年に発表された続編。

オペレーション:マインドクライムII

オペレーション:マインドクライムII

さて、ストーリーというと・・・殺人の罪を着せられ監獄にぶち込まれた主人公ニッキーが、釈放後にミスターXに復讐する。

(-_-)うわっ相変わらずしょぼい

ストーリーが相変わらずしょぼいのはいいとして、音楽までしょぼくなってしまったので、往年の「Operation: Mindcrime」の幻想を抱いてきた人々を失望させる内容になっています。

オープニングから「I'm American」の流れはとてもよく、それ以降の展開を妄想して夢がモリモリになります。

その後は、「まあまあ」と「いまいち」な曲が続き徐々に消化不良に陥ってきます。「The Chase」でドクターXに扮したゲストのDIO様と掛け合う山場で若干盛り返すものの(DIO様の風格は悪魔のよう)、そっから先は主人公がうじうじ罪の意識やらで葛藤する物語をある意味では見事に表現したうじうじ退屈な曲が続いてちょっと辛い。

「Operation: Mindcrime」でベタな部分を担っていたギタリストのデガーモさんが脱退してしまったのがこういう形で響いてくるとは。

宗教曲から劇的にバンドと弦楽が盛り上げる「An International Confrontation」は、ミドルテンポの3拍子。「ずんば、ずんば、ずんば、ずんば」と4小節続くと私は憤慨する。「ずんば、ずんば、ずんば、ずば」と最後だけ2拍にして全体として11/4にすればちょっと緊張感が出るじゃないか!と。すみません、病気です。病気ですみません。治りません。

「Operation: Mindcrime」の幻想を解き放てば「悪くはない」作品。

お気に入り度:57点