怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

「お散歩ハウス」山本麻里安

新入荷。「ジェーポップ強化計画」14枚目。「レトロビジョン」その3。第一印象「★★」。

「魔女板」などの掲示板が活発だった時代に入手した音楽が眠っていたHDDを発掘していて見つけた曲「ヴィーナスと小さな神様」がとてもよかったので、amazonで検索して入手してみた。

全作曲編曲が今堀恒雄、6曲の作詞を菊地成孔が担当したアルバム。

(-_-)どうよ

だらだらヨダレが出る情報でしょ。え?出ない?ああ、ごくり、と生唾を飲み込んだのだね。そういうことにしといてやるよ。

このエントリーを書くにアタリ、そもそも山本麻里安ってどなたよ?というわけで調べてみる。→山本麻里安 - Wikipedia

(-_-)へえ。

アイドル声優」というプロフィールから想像されるイメージからは遠く、際立った変哲はないガールズポップ。際立たない中から、目を皿のようにして耳を漏斗のようにして今堀/菊地らしい変哲や変節を洗い出そうとすればそりゃあ何かそう思い込むこともできよう。聖人の足跡をストーキングして福音書を無理やりでっち上げるようなことはせず、この場合は属人性を思考から排除して素直にBGMとして聞き流す、そんな音楽に対するモヒカン族的態度*1をとるのがよろしかろう。

今堀氏のアコースティックプレイが心優しい「ヴィーナスと小さな神様」「踊るレイニーデイ」「サンキュー・マイ・ガールフレンド」が聴き所。それにしても今堀恒雄は器用だ。

*1:モヒカン宣言」を継承(サブクラス化)し、音楽に対する態度として定義するってのは哲学ごっことして楽しいかもしれない。