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怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

rockin'on 2006年12月号

今日買った雑誌。昨今、石を投げればアニオタに当るってくらいメディア芸術はメジャーな存在ですが、砂利を空中散布してもクリオタ(クリムゾン信者)にはあたりません。そんなクリちゃんの呟きをお送りします。

ROCK GREAT King Crimson

King Crimson Data Blog 〜キング・クリムゾン・データ・ブログ〜 212. ロッキング・オンでクリムゾンの特集

1999年にMOJO誌に掲載されたインタビューを交えたヒストリー紹介を翻訳と、オリジナル・アルバムを中心としたディスコグラフィーで、見開き7Pの力作。

わたくし、ここでは、「ジェーポップ強化計画」などと言いつつ日本のアングラシーンを探訪したり、現在進行形の主にメタル系のプログレッシブな音楽を探索したりしてます。が、本籍は熱心なクリムゾン信者であり、'70年代ヨーロッパのベタなプログレッシブロックを本籍としているのです。というわけで、クリムゾンが雑誌で取り上げられたなんて情報を得たら手に入れるしかないのです。

さて、本誌の連載「ROCK GREAT」でKing Crimsonが取り上げられていて、中身はKing Crimsonヒストリーが6ページびっしり&宮殿〜最新作までスタジオアルバム+アースバウンドの14枚を約600文字ずつ紹介。

King Crimsonヒストリー

結成から、2006年現在までの紆余曲折をたっぷり6ページ。確かに、バンドの歴史を余すことなくダイジェストしているのだけど、どうだろう。大してクリムゾンに興味の無い人がこれだけの物語に目を通すだろうか。

連載「ROCK GREAT」を通じで、ロックの歴史を真摯に学ぼうとする紳士淑女でさえ、入れ替わり立ち代りのメンバー&音楽性チェンジは一見にしかずだろう。いわんや、ギャラガー兄弟の虚ろな視線に夢うつつな諸兄にとってをや。

具体的な例を挙げて、どういうミュージシャンにどんな影響を与えたとか、音楽的にどうなのかとか、全体的な歴史の流れにおける位置づけを示してあげるといいと思うんだけどなあ。rockin'on誌に現役でレポートされるミュージシャンの中にも、クリムゾンの影響を公言したりしなくても音楽的なつながりがあったりする例って、実は枚挙の暇がないはずなのだ。

きになった「大げさな表現」をメモがてら。

('69年期)ショーはあまりに過激だった。スティーブ・ハケットは、マーキーのショーが終わったあと、たくさんの身体をまたいで帰れなければならなかったことを回想する。「みんなやられちゃって、倒れてたよ。若い脆弱な感受性が、ドラッグとこの音楽のせいで余計に脆くなっちゃたんだ」。

('70年から'71年の間に)彼らのリハーサル・ルームにはロンドンの職業ミュージシャン中のおよそ半分がオーディションに現れたのではないかといわれている。そのなかで、ブライアン・フェリーは落選し、エルトン・ジョンは『リザード』で歌う予定になっていたものの、その後彼のファーストを聴いたフリップはヴォーカルに「魅力が無い」として仕事をキャンセルした。

('81年)フランク・ザッパやボウイ、ローリー・アンダーソンなど当時の刺激的な全ロック・アーティストのほぼ半分と仕事をしていたはずのギタリスト、エイドリアン・ブリューに打診した。さらにピーター・ガブリエルジョン・レノンポール・サイモンを含む残り半分と仕事をしていたトニー・レビンを引き込むことにした。

「時には、天使が雲の隙間から火の馬車に乗って降りて来て、自分の耳のなかに黄金のラッパを吹いてくれるような気分になることもあるんだよ。ミュージシャンにとって人生が本物であると実感するのはそういう時なんだ。他の上っ面の出来事、くらだないこと、無駄なこと、人を操ったり、騙したり、盗んだり、プロのミュージシャンという存在にまつわるそれらすべては、そんな瞬間のための僕たちミュージシャンが支払わなければならない代償なんだよ」。

King Crimson Discography

宮殿〜最新作までスタジオアルバム+アースバウンドの14枚を約600文字ずつ紹介。紹介の内容は概ね妥当。ちょっとだけ、間違って「Three of a perfect pair」を買っちゃう人が出ないかなと心配なくらい。あと、「Earthbound」を入れて「USA」を外すのはZOXYに不満だ。

フリップは、フジ・ロック05の来日オファー(ホワイト3日目のトリ!)を受けるも、金銭云々とは全く関係ない条件面で折り合わずに断った、とのことだ。

(;´Д`)え、そうだったんだ。「The ConstruKction of the Light」(2000年)はマニアックだけど、最新作「The Power To Believe」(2003年)は、大衆向け(良い意味で)ロックフェスにも馴染むと思うだけに残念でした。

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→「ボズ・バレル、大霊界へ。」(id:fractured:20061007:1160252862)