怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

「Jack in the Box」Junky Funk

新入荷。「ジェーポップ強化計画」5枚目。第一印象「★★★★」。Contemporary Progressive Jazz入門編。

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以前紹介した「LINE DRIVE」LINE DRIVE(id:fractured:20060828:1156787478)に引き続いて、C.P.Jからの刺客。これまた、松井氏による全曲解説(ページ一番下)を読んでビンビン反応しちゃう人は早速手に入れればいいさよ。そんな内容さよ。

LINE DRIVEとJunky Funkの違いを簡単に言うと。作曲が高度過ぎてもはや何が高度か分からないままぽかーんとしてしまった前者と、作曲も演奏もだいぶ直感的で素直にJazzを楽しめたJunky Funk。

サウンドの中心がピアノトリオ(+サックスのカルテット)で、比較的「弾きまくる」「吹きまくる」場面が多くて、それでいて随所随所にトリッキーな作曲が効いていて、そのバランスがとてもいい。

普段、「変拍子は射精産業だ」(id:fractured:20060426:1146068306)などとド変体な失言を繰り返すボクではありますが、ことにJazzにおいては、本能的なビートで各プレイヤーがインタープレイを応酬しまくるような曲が良いのです。

8.High-Energy Stuff(いきのいいやつ)
もっともストレートアヘッドなジャズって感じのこの曲は、なんと、松井不在の局面においても演奏される機会があったりするくらい、プレイヤーに浸透した曲。題名の通りいきがええでっせ。

というわけで、こんな解説の8曲目が一番のお気に入り。

9.Disillusion(覚醒)
最近、あまりなかなかライブでやらない、ってのは、こればかりは帰りたくなる人が出るってくらい、ちょっと怖い、悪夢っぽい曲。しかし、この曲のファンはこの曲がこよなく好きだったりするので面白い。世の中まだまだ面白い。まだ、芝生をむじゃきにダンボールすべりする子供がいるうちは、世の中捨てたもんじゃない?※ドライブ中にあんまり真面目にこの51拍子や31拍子に乗ると、クラッチの操作に支障が、って今みんなオートマか?

もちろん、こんなプログレの権化みたいなトラックもたまらない。

まとめると、程よいコンテンポラリーさとプログレッシブさとJazzさのバランス。きっとたぶんContemporary Progressive Jazz入門編。やっぱじぇーぽっぷは奥深いわ、カラオケには入ってないけどね(´Д⊂