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怪奇骨董たおやめぶりっこ

ますらおぶりに憧れるブログ。涙がちょちょぎれちゃう。だって怪奇骨董たおやめぶりっこだもの。

「Score」Dream Theater

新入荷。第一印象「★★」。まさにDream Theaterマニアのための大作。プログレな人が仰々しく「オーケストラと共演」して奏でる音楽はそのバンドが死へ向かう破滅の序曲。いや、根拠もなんにもないんですけど。

スコア~フル・オーケストラ・ライヴ2006

スコア~フル・オーケストラ・ライヴ2006

DVD(asin:B000GRTSFA)とセットで買いました。

本作の特徴はこんな感じ。

  1. オーケストラとの共演
  2. 選曲は後期の作品がメイン
  3. 未発表曲の演奏

1.オーケストラとの共演

CD3枚組みの大作。第1部はバンド、第2部はオーケストラとの共演。このオーケストラがとてもいまいちだ。なにがイマイチかというと。

  1. 編曲がよくない
  2. 演奏がよくない
  3. 存在がよくない
1.1.編曲がよくない

オーケストラが「ちょっと音のいいキーボード」的な位置づけで全然活きていない。バンドのキーボードパートのゆるい部分を生演奏に置き換えただけか、白玉(一分/二分音符)でゆるい雰囲気を添えているだけ。もっとオーケストラを活かしたオーケストラならではの編曲をしなくちゃだめな。なんか鍵盤奏者ジョーダンが楽をしてるだけみたい。あまりこのバンドを知らない人にはお勧めできない。

ぜんぜんジャンルが違うのだけど、とってもよいポップと弦楽の共演っぷりで思い出すのはwyolicaの「愛をうたえ」(アルバム「who said “La La…”?」収録)。これくらいやってくんなきゃ。

1.2.演奏がよくない

単純に、音がずれとったり。元クラシック少年としては噴飯モノ。あまりこのバンドを知らない人にはお勧めできない。

1.3.存在がよくない

大人数の楽団にあわせるためにバンドがおしとやかな演奏になってしまっている。よく言えばのんびり共演を楽しんでいる体ではある。

2.選曲は後期の作品がメイン

選曲は、アルバム「Octavarium」を中心に後期の作品がメイン。アルバム「Octavarium」のツアーなんだから、そいつを中心にする。それは当たり前だ。けれど、せっかくの20周年なんだから、初期から現在まで満遍なく人気曲を並べた「スーパーベストヒットコンサート」というのを聴きたかった。それがバンドの主義に反することや、逆にベストヒットバンドと化した往年のバンドを軽蔑する気持ちもあるのだけど・・・コアなファンはとことんわがままなのだ。あまりこのバンドを知らない人にはお勧めできない。

3.未発表曲の演奏

初期の未発表曲「Another Won」と、アルバム「Falling Into Infinity」期の未発表曲「Raise The Knife」が演奏された。「Another Won」はいかにも初期のテイクで、スラッシュスラッシュしていて軽々しい。「Raise The Knife」もいかにもボツになった体の盛り上がりに欠ける曲。マニアには嬉しいが、あまりこのバンドを知らない人にはお勧めできない。

▼まとめと関連作品

そんなこんなで、ボリューム満点、管弦楽の共演あり、未発表曲あり、現在のバンドの姿をとらえた選曲ありで、旧来のファンは見逃せない大作だ。だけど、噂のバンドの「20周年記念ライブみたいなすっごいやつらしいぞ」とDream Theaterをあまり知らない人が手に取るべき作品ではない。

Dream Theater入門に激しく推薦するライブ版はこちら。お気に入り度90点。

ワンス・イン・ア・ライヴ・タイム

ワンス・イン・ア・ライヴ・タイム

アルバム「Falling Into Infinity」期のライブ版2枚組み。選曲、演奏の調子ともに申し分ない快作。ソウソウたる'90年代のアルバム「Images And Words」「Awake」「A Change Of Seasons」「Falling Into Infinity」からとことん美味しいどこを選んでいる。特に、「A Change Of Seasons I」から始まって「Take the Time」、そしてLynyrd Skynyrdの「Freebird」のカバーに至るまでの流れは鼻血がでる。

(-_-)はなぢぶーっ